月よりの使者

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月下美人が開きました。
月の光を浴びて妖しい輝きを放っています。
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昔初めてこの花を見た時、何も知らずに不用心に覗いて、
その奥の世界を垣間見て身震いする程恐かったのを覚えています。
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この美しさは、何かを犠牲にしているに違い無い。
自分が想像出来ない物は、排斥しようとする小心者の自分がいました。
飲み込まれそうでした。
身体を起こして夜空を見ると月が私を見てました。
「どう、美しいでしょう?」と言いました。
私は、ただ恐く走って家に駆け上がりました。
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翌朝、恐る恐る縁側から見るとその花は、昨夜の気高い美しさとは
裏腹にぶざまに萎んでぶら下がっていました。
「月は?」見回すと夏の輝く青空の何処にも見えませんでした。
たった1晩の命だったのか・・・
「短くとも、貴女を魅了したわ。」
「それで満足!」
多くを欲しない。潔い生き方だ。


それからは、月下美人を見る時は息を潜めて
身構えて覗き込んで見ています。
恐いもの見たさです。(苦笑
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by magic-days | 2007-07-24 22:11
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