アートと音楽に酔いしれて

先日早川修さんの夏恒例の個展&おしゃべり会に行って来ました。
修さんは京都在住のアーティストですが、1年に1回上京されて
神保町のすずらん通り「檜画廊」で個展を開いています。
すっかりこの通りでは、お馴染みさんになられた様です。
素敵な版画とそこに擦り込まれた魂は、
駄洒落が酷い題名で、バランスを取ってあるようで、
そう言う所にもこの方の気のいい性格が出ていて、
何時もほのぼのとした気持ちに成る。

随分長い間お持たせの兎饅頭を頬ばりながら、
おちゃらけから、国事に(?)関する話題迄、
しんみりしながら、あるいは爆笑混じりで東女と京男が
語り合いました。
会期は土曜日迄ですので、「ちょっと、さむさんと話してみたい!」と
思われる方は、ご来店下さい。
(ヒメアカタテハ)

さむさんとお別れして、駅に向かう途中で行きがけに気に成っていた
ジャズ喫茶「ビック・ボウイ」に入ってみました。
扉を開けた途端「こんにちは!」と威勢の良いお出迎えを受けました。
ブラック・スーツに身を包んだ素敵なおじ様でした。
店内はレコードが所狭しと置かれ、音楽雑誌が並べられていました。
娘が興味を示して「本読んでも良いですか?」の問いに、
凄く嬉しそうに微笑んでくれました。

取った本を見て、又又嬉しそうに
「マイルス・デイビス好きなの?」の問いに
娘は吃驚しながら、「ちょっと興味が・・・」と小さい声で答えると、
おじさん水を得た魚の様に、「この人はね・・・・・」で始まり、
初期と中期と晩年のレコードを選んでかけてくれました。

そんなに広い店ではないので、トランペットの音がクラブで吹かれている様に
臨場感があり、その都度出されたレーコードに対するその当時の
批評等も話してくれました。
彼は常に守りの音楽でなく、攻めの音楽で時代に応じて
試みたい音調を正直に出していた人らしい。

こう言う所はさむさんにも似ているなぁと思いました。
と言うか私はそう言う人が好きなのですね、きっと!(笑
コーヒ1杯で、楽しい音楽講座と音楽その物を堪能しました。
又是非伺いたいです!
そして、私が久し振りに頼んでいたCDが届きました。
これも素敵なCDで、実は映画「サルサ」が好きで、たまらなく成って
サントラ版を中古ですが手に入れました。
こういう曲は実は真夏より、夏を惜しみながら今頃聞くのが
好きなのです。
「そろそろ頑張って動かなくっちゃ!」
そういう気持を後押ししてくれます。

いよいよ「芸術の秋」到来です。
檜画廊
9/10迄 11:00〜6:30(但し最終日は5:00迄)
TEL 03-3291-9364
最寄り駅 JRお茶の水(水道橋口) 地下鉄三田線、新宿線、半蔵門線の神保町駅
この日カメラを持って行くのを忘れて、
神保町の古書街の写真が、撮れませんでした。
残念です!
又の機会に撮って来ます。
写真の花は百日草です。
近くの三鷹市「花と緑の広場」
今百日草が満開です。
by magic-days
| 2011-09-08 10:40