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5月花形歌舞伎

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連休明けの7日、家族3人で歌舞伎見物に出かけた。
ご存知の様に歌舞伎座は、老朽化のため立て替えと成り、
今月から場を新橋演舞場に変えて興行している。
家から此処まで普通1時間はかかる。
しかしこの日は、高速も空いていて30分で到着。
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西銀座の阪急に車を入れて、ぶらりぶらりと小雨混じりの夕風に
吹かれ乍ら、銀ブラです。(笑
上の木は、「ヒトツバタゴ」。
「ナンジャモンジャ」とも呼ばれています。
昭和通りの交差点で信号待ちをしていると、
左手奥に、歌舞伎座が仮囲いされて佇んでいました。
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さて今夜の出し物は、
「熊谷陣屋」
「助六由縁江戸桜」
間に「うかれ坊主」と言う舞踊が入ります。
役者さんは、染五郎、海老蔵、勘太郎、七之助と言う
今や押しも押されもしない若手人気ナンバー1の方々です。
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「熊谷陣屋」は、歌舞伎ではよくある[身代わりもの」です。
一の谷の合戦で、熊谷直実が平経盛の3男敦盛の首を刎ねた。
ところが、その首実検の場で意外な事実が!
直実は、密かに義経より敦盛を殺しては成らぬと、
命を受けていたのです。
しかし、その事が公に成り頼朝に知られては困る。
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窮地に立たされた直実は、我が子の首を刎ねて義経に
差し出すのです。
義経は、直実の子の首と知りつつ、敦盛の首と認めて
直実を褒めるのです。
昔の人はお家のためとならば、我が子もを殺してしまうんですね。
余談ですが、この敦盛が背負った母衣(ほろ)の形に因んで
名付けられたのが「アツモリソウ」です。
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そして、助六はオールキャスト大作映画の様な華々しさでした。
若いと言う事は、美しく意気が良いです。
花魁がずらりと舞台狭しと並ぶ姿は圧巻でした。
今回は助六の水入りが22年振りに行われました。
助六が逃げ場に困って、大きな水桶に隠れるのですが、
本当に水が張ってあって、追っ手が舞台から消えると
海老蔵の助六が水の中から出てくるのですが、
びしょぬれ、此処で何と言うかお分かりでしょう?
「水も滴るいい男!」(笑
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楽しませて頂きました。
4時半開演9時半終演でしたから、
5時間です!(疲れました。)
お陰さまで、帰りの高速も空いていて、30分で帰宅出来ました。
お疲れさまでした!(笑


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さて写真の鳥は、百舌だと思いますが、
始終「カン、カン、カン」と警戒音の様な
声を右左に発していました。
誰に向かって発していたのでしょうか・・・・
鳥さえも我が家族を守るのに命をかけています。


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(5/8 11.257歩  5/9 4.906歩   5/10 12.149歩)
by magic-days | 2010-05-10 22:54
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