「第55回井の頭かんさつ会」その2
さて、カイツブリに別れを告げて、七井橋を渡って水生物館の
横岸を見乍ら弁天池に行きました。
先頭の方が、「カワセミが居るよ!」と囁いて指差し教えて下さいました。
大勢が静かに中腰!(笑
30人近い人が見てるのに、カワセミは動きません。
本当に直ぐ傍にいます。
この写真は、1週間前に来た時に撮ったのですが、
カワセミは、水面からそんなに離れた場所に停まりません。
水中の魚が見えるくらいの所に停まってじっと水中を見ています。
私が今日ご厄介に成った観察会の方は、20年前に
カワセミの魅力に参って、この世界に入られたそうです。(笑
弁天池の上から撮った写真です。
オナガガモとハシビロガモの2組の番が、仲良く毛繕いしています。
水鳥の毛繕いは、お尻から出てくる油分を嘴の先に付けて、
羽に塗り付けるそうです。
私は油分は羽からにじみ出ていると思っていましたので、
吃驚しました。
そこへコサギが大きな羽をバタバタさせて着陸。
鴨達は、逃げ出しました。
恐いと言うより、折角の良い時間を中断させられて「不快だ!」と
言う感じでしょうか?
コサギもコサギで「ごめんね」と言う気持はサラサラなさそうで、
「ふん!」と言う感じです。
まぁ、コサギから見ると、鴨達は雑魚なのでしょうか?
でも見ていると、1人に成って何だか可哀想でした。
今鴨達は、此処で相方を探しているそうです。
餌やり自粛以前は、このオナガガモが1番多く居ました。
今は、このキンクロが1番多いそうです。
雌同士が3羽で泳いでいると、「早く相方を見付けないと・・・・」と言って
係の人は笑っていました。
彼らは相方を見付けて渡り、産卵して子育てをするのです。
確かに餌やり自粛になって、水鳥は減りました。
でも以前が異常だったのです。
この池に見合った数の水鳥が、今の状態なのでしょう。
この広さに、何羽の水鳥、何種類の野鳥がベストか?
(このカルガモ達は、人間が寄って行くと離れて行きます。
これが本当なのだそうです。)
そしてそれは、人間の立ち場で考えるのでなく、あくまでも生物の側から
出された数でなければいけません。
餌やり自粛が為されて、その数が出たのではないでしょうか!
この出された1歩を、次の1歩に繋がって行きます様に!
今回池の回りを歩いて、水が随分綺麗に成っている事に気付きました。
春から冬迄に随分沢山の外来魚が引き上げられたそうです。
1時ヘルペスで減った鯉が何故か又増えている。
公園の池を、自分たちの持って行き場の無いペットを
捨てる場と勘違いしている人も居る。
(鯉は綺麗ですが、問題魚なんです。
外国では、「困った外来魚」の上位を占めています。)
そう言うモラルの欠けた人が居るんですね。
困った物です。自分がそう言う困った人に成らない様にしたい。
でも知らない事が多過ぎて、知らないうちにやってるかも知れない。
それが恐いですね。
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最後の2枚の写真は、コガモです。
昔は井の頭池にも、沢山いたそうです。
私が良く行く高源院は「コガモ飛来地」です。
しかし今は1羽も来ません。
この鳥は非常にデリケートな鳥です。
見かけても、声を掛けたり大きな音で脅かしたりしないで下さい。
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先日行われた玉川上水に自動車道を作る計画を考える会の
様子やその後の思いが掲載されました。
私も出席しました。
やはり、ずっと問題を抱えて来た方でなければ、
言えない事が書かれてあります。
その後に関心がある方は、「玉川上水・久我山だより」をご覧下さい。
この鳥は玉川上水で撮りました。
歩道と柵の間の茂みを、飛び歩きし乍ら川を遡っていました。
ウグイスに似てますが、鳴き声がイマイチ。(笑
ムシクイの仲間だと思います。
こう言う鳥が、玉川上水に居ます。
しかし自動車道に成れば、この子達は
此処には来なく成るでしょう。
淋しいです。
by magic-days
| 2010-01-19 21:01