あの子は、だ〜れ?
高源院の鴨池は、今変化が起こっています。
事の起こりは、先日の台風です。
雨も上がったので、鴨池の様子を見に行きました。
想像していた通り、何処からかカルガモ達が台風を避けて
避難していました。
その1団(7、8羽)の中に、一寸変わった毛色の子が居ました。
回りのカルガモより、大きい鳥です。
鴨と言うか?何と言ったら良いのか?
初め私は、この変わった子が1団のボスだと思っていました。
カルガモとマガモの合の子で、通称マルガモと言うのは、
何羽か見た事があります。
首に白い輪が付いていたり、胸元が赤茶っぽかったり、
でもこの子は、全く初めて見る子でした。
「此処の住人たちは?」と見ると対岸の端の方に固まって様子を見ていました。
他所からカルガモの1団が避難して来たりする事は、珍しい事ではありません。
そんな時でも、こんなに固まって離れた場所に、居る事は有りませんでした。
この子達が、畏れているのはあの大きな未知の鳥でしょう。
次の日、避難していたカルガモ達は何処かに移動しました。
でもあの子は、残りました。
此処の住人のカルガモに近付きますが、さり気なく避けられます。
そして又その次の日、とうとうカルガモ達は自分の住処を離れていなく成りました。
その次の日。あの子は1人で池に居ました。
ただ身体が大きいので、怖がられているだけなのでしょう?
本当のところは、分かりません。
只分かる事は、あの子は乱暴者でないと言う事です。
他の子を追いかけ回したりしません。
「ただ、遊ぼう!」と寄って行ってるだけだと思うのですが・・・
カルガモのいない池は、淋しくシーンとしています。
空には、ヒヨドリの声が相変わらず空間を縦横無人に
交差しています。
湖面を時々カワセミが猛スピードで、駆け抜けて行きます。
でもあの子は、きっとそんな物は慰めに成らないのでしょう・・・
カルガモさん達に帰ってきて欲しいのでしょう。
私も、今のカルガモのママのママから見て来たのです。
そんなに簡単に、この池を見捨てないで欲しいです。
そして今日。
カルガモ達が帰って来ました。
今年生まれた3羽と秋になると顔を見せるマルガモと共に。
もし間違いなければ、このマルガモはパパであり、
今年の相方になるのかも知れませんが、そんな事は可能なのでしょうか?
「あの子は、どうしたかしら?」と見渡すと、
居ました!御堂の傍の倒木の上で毛繕いをしていました。
見ていると、白い産毛が沢山取れて水面に浮いていました。
心無しか胸の所が茶色く成って行っている様な気がするのですが、
あの子は、今から少しづつ変化して行くのでしょうか?
どうであれ、皆仲良く暮らして欲しい物です。
上の2羽は、同じ親から生まれた子です。
下の子は、代々受け継がれたママから生まれた子で、
右端のマルガモはパパだと思います。
私の勘が正しければですが・・・苦笑
by magic-days
| 2009-11-01 16:03