人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あの子は、だ〜れ?

あの子は、だ〜れ?_f0086169_15131980.jpg

高源院の鴨池は、今変化が起こっています。
事の起こりは、先日の台風です。
雨も上がったので、鴨池の様子を見に行きました。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_1516131.jpg

想像していた通り、何処からかカルガモ達が台風を避けて
避難していました。
その1団(7、8羽)の中に、一寸変わった毛色の子が居ました。
回りのカルガモより、大きい鳥です。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15202966.jpg

鴨と言うか?何と言ったら良いのか?
初め私は、この変わった子が1団のボスだと思っていました。
カルガモとマガモの合の子で、通称マルガモと言うのは、
何羽か見た事があります。
首に白い輪が付いていたり、胸元が赤茶っぽかったり、
でもこの子は、全く初めて見る子でした。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15261727.jpg

「此処の住人たちは?」と見ると対岸の端の方に固まって様子を見ていました。
他所からカルガモの1団が避難して来たりする事は、珍しい事ではありません。
そんな時でも、こんなに固まって離れた場所に、居る事は有りませんでした。
この子達が、畏れているのはあの大きな未知の鳥でしょう。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15313077.jpg

次の日、避難していたカルガモ達は何処かに移動しました。
でもあの子は、残りました。
此処の住人のカルガモに近付きますが、さり気なく避けられます。
そして又その次の日、とうとうカルガモ達は自分の住処を離れていなく成りました。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15351751.jpg

その次の日。あの子は1人で池に居ました。
ただ身体が大きいので、怖がられているだけなのでしょう?
本当のところは、分かりません。
只分かる事は、あの子は乱暴者でないと言う事です。
他の子を追いかけ回したりしません。
「ただ、遊ぼう!」と寄って行ってるだけだと思うのですが・・・
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15401993.jpg

カルガモのいない池は、淋しくシーンとしています。
空には、ヒヨドリの声が相変わらず空間を縦横無人に
交差しています。
湖面を時々カワセミが猛スピードで、駆け抜けて行きます。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_1543372.jpg

でもあの子は、きっとそんな物は慰めに成らないのでしょう・・・
カルガモさん達に帰ってきて欲しいのでしょう。
私も、今のカルガモのママのママから見て来たのです。
そんなに簡単に、この池を見捨てないで欲しいです。
そして今日。
あの子は、だ〜れ?_f0086169_1552880.jpg

カルガモ達が帰って来ました。
今年生まれた3羽と秋になると顔を見せるマルガモと共に。
もし間違いなければ、このマルガモはパパであり、
今年の相方になるのかも知れませんが、そんな事は可能なのでしょうか?
あの子は、だ〜れ?_f0086169_15563169.jpg

「あの子は、どうしたかしら?」と見渡すと、
居ました!御堂の傍の倒木の上で毛繕いをしていました。
見ていると、白い産毛が沢山取れて水面に浮いていました。
心無しか胸の所が茶色く成って行っている様な気がするのですが、
あの子は、今から少しづつ変化して行くのでしょうか?
どうであれ、皆仲良く暮らして欲しい物です。

あの子は、だ〜れ?_f0086169_162633.jpgあの子は、だ〜れ?_f0086169_162239.jpgあの子は、だ〜れ?_f0086169_1623846.jpgあの子は、だ〜れ?_f0086169_1625257.jpg






















上の2羽は、同じ親から生まれた子です。
下の子は、代々受け継がれたママから生まれた子で、
右端のマルガモはパパだと思います。
私の勘が正しければですが・・・苦笑
by magic-days | 2009-11-01 16:03
←menuへ