台風が去った日に
8日東京は、昼過ぎには台風も通過して、雨もやみました。
3時頃高源院迄散歩に行きました。
強風にもぎ取られた木の葉や、小枝が路肩に
吹き付けられていました。
高源院の柿の実も随分落ちていました。
うっすらと柿色に色づいた実は、苔むした土の上で
自分の運命を静かに受入れて、ぽつねんと座っています。
弁天池は水面が随分上がっていました。
コウホネの葉が、風に思いの侭吹き回されたのでしょう、
大きなお鍋の中の野菜をかき混ぜた様でした。
何時もなら、杭や木板の上に並んで甲羅干ししている亀が、
水面から出ていた1つの杭に小山の様に重なり合って
甲羅干しをしています。
その傍で、疲れ果てた様にカルガモが目を閉じて眠っています。
一晩中の雨風で、休めなかったのでしょう。
近隣の水辺から、何羽もの(多分12、3羽)カルガモが避難していました。
狭い池ですが、大水で流されると言う事が
この池ではない事を、知っているのでしょう。
以前に此処の参道ですれ違った野良猫が、水面が上がったお陰で
のどを潤す事が出来たみたいです。
でも、気を付けて!
池に落ちたら大変よ。
カルガモさん達も、何事も無かった様で良かった。
まだ風が強いので、小鳥さん達には会えませんでした。
家に戻ると小包が届いていました。
色んなお気持ちが詰まったお荷物でした。
その中に絵手紙が入ってました。
何年か前から、調子を崩していたnanaさんの愛猫クロちゃんが、
旅立ったのです。
もう、20才の老猫でしたが、nanaさんが心を込めて
お世話為さって、今迄頑張っていました。
クロちゃんのパパも20幾つか迄生きて、
「去年だった?」お先に逝ってしまいました。
きっとクロちゃんは、パパのジュンちゃんやママのナナちゃんと
お空の上で再会している事でしょう。
20何年も生きた猫は、持って産まれた寿命よりも
nanaさんの愛情の深さが、長寿にさせたのだと思います。
nanaさんは、お淋しいのでしょう。
すれ違う野良ちゃんとお話しなさっているそうです。
nanaさんのブログに行くと、時々猫ちゃんのご様子が伺えて
私も色々勉強させて頂いていました。
有り難うございました。
長い間の看病、お疲れさまでした。
お力落としの御座いません様に!
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by magic-days
| 2009-10-09 23:16