春の鴨
先日一寸の時間を利用して井の頭公園に行く。
久しぶりの事である。
チェックポイントだけと思って、
弁天池に行くと、運良くカイツブリのヒナに会った。
嘴が黄色い。(若造の事を言うのは、これから来てるのか?)
大きく成ってた。
もう親鳥と変わらない大きさに成長している。
井の頭観察日記にも書いてあったが、
潜って餌を捕ろうとしない。
以前見かけた時には、よく潜っていた。
食べれる大きさのえさが無いと推察してある様だ。
岸辺の虫を捕ってお腹を満たしてると言ってある。
そうかも知れない。
この前来た時、親鳥が岸辺を伝いながら、何か首を伸ばして
捕るのを見た。
もしそうだったら、可哀想な事である。
バンが子育てをしてると言うので、
そちらに回ってみる。
カメラを持った人が、人待ち顔で岸辺に居たので、
確信は無かったが、「バンは、現れましたか?」と声を掛けてみた。
「中々現れないね、今回は警戒してるから」と返って来た。
如何してですかと聞くと、バンが巣作りを始めた時、
横で作業を行ったらしい。
それでバンは、すっかり用心深くなったらしい。
「あの辺りから出て来るよ、見ててご覧。」
暫くするとバンの親鳥が出て来たが、雛は出て来なかった。
この方は、大分前から待ってあった様だ。
そして、ヒナが現れる迄テコでも動かない感じだった。
私は、そうは出来ないので「頑張って下さい。」と言って別れた。
井の頭には、こういう人が多い。
鳥を愛し、水辺を愛している。
産卵の季節を待ち望み、孵化を指折り数えて予想し、
その通りだと、小躍りして喜んでいる。
マガモが1羽泳いでいる。
この前は番いで居たから、何処かに雌は居るのだろう。
マガモは、渡り鳥だが何かの都合で残る者も居る。
そう言うのを「残る鴨」と言い。
これから帰るのを「春の鴨」と言って、
どちらも春の季語だそうです。
井の頭観察が更新してます。
by magic-days
| 2009-05-04 15:31