良い日旅立ち
昨日の日曜日は風は少し冷たかったけど、
良く晴れた気持ちのいい日だった。
吉祥寺で用を済ませて、人ごみを避けて井の頭池を横切って
小鳥の森に来かかった時、玉川上水に向かって眩い
白いウエディング・ドレスの花嫁の1団がやって来た。
橋の上で記念写真を撮る様だ。
橋の欄干に花嫁と花婿は、片手を重ねて愛を誓うと言う
設定らしい。
美しく明るい花嫁である。
まるで、今咲きほころばんとする桜の様に
輝いている。
正に人生最良の日である。
通りかかりの人々も、祝福の眼差しを贈り、
笑顔を投げかける。
中年の夫婦は、昔を懐かしみ、
若い恋人達は、自らの姿を重ねて、胸弾ませる。
子供達は、ただはしゃぎ回る。
まるで、芝居の一幕の中の出来事の様だ。
私が、ここを離れれば、すべては夢の様に儚い。
現の事でありながら、何故か現実味がないのは、
ここが自然の中だからかも知れない。
仲睦ましい番いの鳥が、
大空に向かって羽ばたいて行くのを
旅の無事を祈りながら、
何時迄も眺めていた。
(写真掲載は、許可を取ってあります。)
by magic-days
| 2009-03-30 22:33