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買い物に出ると季節外れのたんぽぽの綿毛?と思ったら
なんとアザミの花の形見の綿毛でした。
やはりタンポポよりもダイナミックで目も耳もふさいで歩きたくなります。

形見と言えば、今日の新聞に嬉しいニュースが載っていました。
「遠藤周作 未発表作あった」
作品は46年前に書かれた物で、肺結核で入院していた時に
書かれた物だと言う。
46年間友人で評論家の書庫に眠っていたらしい。
遠藤氏もあちらで大笑い為さっている事だろう。
そしてこの原稿が今月下旬に出版されるというから嬉しい。
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講演会を録音した物をCD化しているソニーの会員になったのは、
遠藤氏の講演記録もあると言う事だったからなのに、
残念ながら今の所販売されてない。
生のお声が聞けると思っていたのにがっかりだ!
遠藤氏の宗教観は、人間が宗教に束縛されたり捉えられたりしない
広い大きさと優しさがあり大好きです。
この方のキリスト教に関する純文学は、私にとっては聖書に等しい
大切な教えです。
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by magic-days | 2006-08-05 14:56
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小鴨ちゃんが随分大きくなりました。
そして今日は1人で池の端の方に居ました。
お麩を投げてやると、お麩の方へ来ようとするのだが亀や鯉が
勢い良くやって来ると引いてしまう。
親と一緒の時は平気で食べに寄ってくるのに、
やっぱり1人だと心細い様子だ。
きっと親は何処から見ているのだろう。
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橋を渡って中程に行って驚いた中ノ島の木の枝に大きな蛇が
帯でも干す様に横たわっていた。
この蛇が鴨の雛を食べたのかとちょっと足が竦む思いだ。
しかしこの間読んだ「シャーロットのおくりもの」で
蜘蛛が虫の血を吸って生きているのだと言う場面で、
河合先生が、異文化に対せる理解を示す様にと言っていた。
確かに人間だって動物から見れば冷血漢である。
蛇やカラスの事を攻める事は出来ない。
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ちょっと恐い物を見て草々に引き上げようとしたら、
珍しい鳥がいるのに気が付いた。
この鳥は以前にも見たが、その時はカメラを持っていなくて
撮れなかった。残念に思っていたが再会の機会が有ったとは
有り難い。
朝日新聞の「けさの鳥」のファイルを捲って見たが、
同一と思える鳥は見当たらなかった。
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これは以前五木寛之さんが翻訳した「リトルターン」の挿し絵です。
物語の主人公は小アジサシで海辺を飛ぶので違うと思いますが、
もしアジサシなら背中が黒いかな?とか思って載せてみました。
「リトルターン」の主人公の様に、自分の生き方に疑問を持ち
寄り道をしているのかしら?(微笑
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by magic-days | 2006-06-23 21:27
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例のごとく亀の歩き並の鈍さで小川洋子さんの「犬のしっぽを撫でながら」
読む。
「犬の・・・」と付いているからと言ってペットとの交流のみの本ではなく
むしろこの方の自己紹介とでも言いましょうか?
それは表紙を見れば分かりますが、少女が標本箱に入っているのが
ユーモアを解する人だと思い読む前から楽しくなる。

前作「博士が愛した数式」(私はこれですっかりFanに)直後に書かれた
物である事は明白で、「博士の・・」を読んでいて疑問に思っていた事が
私の気持ちを推し量って書かれた物のようにすっきりと書かれている。

そして読みながら「あれ?これは何処かで読んだ様な章だなぁ〜」と
思ってつくづく考えていたら、何かの本を買いに行った時に
どうも立ち読みしてたらしい。(苦笑
物忘れが酷くなる。
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この方の子供時代は私の子供の頃の思い出に似ている。
夕飯を囲みながら野球観戦(この方は物凄い勿論タイガース贔屓で、
私は西鉄ライオンズ!)に夢中になり、味方が勝って大騒動で喜ぶ頃には、
父親はビールを飲み過ぎて寝っ転がっていたという結末が同じなのが
笑える。

但し年代が大幅にずれるので、ナイターと言う物は小さい頃は余り
無かったと思う。何時からだったかナイターになった時、その明るさに
吃驚した。芝生の青さが目に染みました。
随所にこの方の優しさが匂い立ち久しぶりに心が浄められ、
懐かしい時代に帰り挨拶を交わして帰って来れた様な長旅を終えた
充実感も味あえました。
又、いつかお会いしましょう!
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ところで、この間鴨ちゃんが元気なのを確認して池の真ん中迄付き出た橋を
渡って戻って来てたら、4〜5人の男の方に擦れ違った。
「おはようございます!」と頭をちょこっとしながら挨拶をしていたら、
皆さん掌に小さいパンを持ってある。
「あれ?」と思って顔を見るとちょっと恥ずかしそうに照れ笑い。
鴨ちゃんや亀さん、鯉に朝ご飯持参です。
「わぁ、素敵!恥ずかしがるなんて・・・」
朝から気持ちが和み嬉しい1日の始まりでした。
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by magic-days | 2006-06-09 08:11
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以前から一度読んでみたい作家である伊集院 静さんの本を
見つけた時、何となく題が気に入って買ってしまった。
私が本を買う時は、大した理由はないがちょっとしたこだわりは
あるかも知れない。
左手に持った時その座り心地の良さそうな本である事。
勿論本屋に行く前からこれが読みたいと思っている本は別だ。
何を買うとも決めないで本屋に入った時の場合である。

そして次に表紙の手触り、最近は活字の大きさとか行間の空き具合も
気になり出した。(苦笑
それから紙の色。真っ白は何だか疲れるし読み手を選別してる様で
好きになれない。少し卵色かかった色が好きだ。
そしてこの「宙ぶらん」は見事に全て合格であった。

この本は短編集であるが全ての共通項は「失踪」である。
失踪についてこれだけの短編を書ける作家は、自らも身近な者が
失踪したか自身が望んだ事があるからだろうかと、穿った見方を
するのは私の悪い癖です。

読んだ後にざらついた物が残り、不愉快な物が残るのは作者の力量の
重さなのでしょうか?
次の機会にぜひ読後感が爽やかな物を読んでみたいものです。
それともこの方はこういう作風なのでしょうか?
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子鴨ちゃん今日も元気にパンくずを追っていました。
時々見えるらしい方がパンくずをあげています。
色んな人に見守られて元気に育っています。有り難い事です。
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by magic-days | 2006-05-30 23:14
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宮部みゆきさんの作品は昔夢中になって、新刊が出る度に本屋に走り
読んだ物です。
普通の生活の中で誰でも落ちそうな落とし穴に知らず知らずの内に
落ち込み身ぐるみ剥がれる様な恐怖が私を襲って来て、
本を握りしめて読んでいました。

しかし生活環境が苦しかったり悲しかったり良い年回りでない時は、
やはり遠ざけたい本でした。

最近時代物も書かれていると知って、興味は捨て難く手に取ってみました。
昔の本には無い優しさがあり、世の中に対する希望を求めようとする姿勢が
ありましたが、昔の本の様な鋭さや恐さが無いのは、やはり宮部さんが
現代に生きる方であり、江戸暮らしを熟知されてない分平板に成った気がします。

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ラタトゥイユが少しばかり残っていました。
本に良い活用が載っていましたので、作ってみました。
卵4個、牛乳少し、塩胡椒そして残ったラタトゥイユを汁ごと混ぜて
オムレツの様に焼きますが、半熟でやめて型に流して180度の
オープンで15分蒸し焼きにします。
残り物とは思えない美味しさでした。
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by magic-days | 2006-05-08 07:22
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やっと先日購入した「こぐこぐ自転車」読破しました。
いや、オーバーでなく伊藤氏と一緒にペダル踏んでる気になって
力が入りました。
古希を迎える少し前に突然自転車に魅せられ、6台の自転車を購入
する。それには彼なりの根拠があり、その屁理屈も面白い。

前にもお話ししましたが、この方は縁深き(?)方で、故に思い入れも
深く、何故か事件にあえば同情し、上手く行けば良かった良かったと
一緒になって喜ぶ。

この方の行き先が殆ど北海道道東を始め、神田川下り、そして出発点が
ここ久我山だと言う事も私が経験し(電車でですが)また同じ地域だと
言う親近感も有り、また旦那の同級生の弟君だと言う事が購入して
知り、その偶然を大事にし読まさせて頂きました。
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この本が単なる自転車乗りの本に終わってないのは、この方が作家であり
積み重ねられた豊富な知識と体験から綴られ、又この方のじつに愉快な
性格がこの本を面白く説得力の有る物にしている。

ここに移転して来て1年、又自転車を始めようと練習を始めた私は
この方が、古希を前にして始められたと聞くと負けられないと
思うのですが、思いと手足の感覚は別物で、未だにマンションのなかを
右往左往しております。(笑
因に「こぐこぐ自転車」(1)は3/12の日記に掲載
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by magic-days | 2006-04-14 07:29
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昨夜遠藤周作没後10年を記念して、彼が青春時代過ごしたノルマンディを
俳優の長塚圭史が遠藤氏の著書「ルーアンの丘」を読みながら
その場に立つと言う、遠藤文学FANにはたまらない企画があった。

ルーアンは、本の裏表紙に書いてある通りの素晴らしい所である。
以下引用

『あの北仏、ルーアンでの夏休みは、
ぼくのフランス留学の中で、1番牧歌的な
たのしかった季節であったように思われます。
緑したたる丘と、金色の谷、
ノルマンディの澄んだ夏の光とをこの町から離して、
ぼくは思いうかべることは出来ません。』

そしてそこで暮らす事に依り、彼がどのように影響を受け
生きる目的を持ったかは、見開きの裏に・・・

『ぼくは全ての独断を今日から捨てよう。
すべてのものを新鮮なまま受け入れていこう。
より善きもの、より美しいものを
この国の中に探っていこう。
自分をたえず支えるものは、誠実であり、
真実に対する勇気であることにしよう、
ぼくはそう考えました。』
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遠藤氏が留学したのは、戦中でも現在でも勿論なく
戦後5年しか経ってなく日本人に対する感情は最悪だった。
そう言う時期、社会情勢を知りつつ留学した彼と、
そんな国から来た青年を自分の子供の様に迎え接して来たロビンヌ家の人々。
深いクリスチャン・ホームで11人の子供達と
暮らす建築家の家庭でした。

遠藤文学は、義父母共々私を信仰生活に導き、また疑問をも投げかけてくれた
大切な世界です。
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by magic-days | 2006-03-16 08:32
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久我山駅に行く道をちょっと変えて歩くと梅林の横の道を通る事になる。
素敵な香りである。去年越して来た時は、もうこの花が散った後で見事な花は
想像するのみであった。
今年こうやって目の辺りにすると見事さに言葉を無くす。
マンションの窓からもこの梅林が眺められるが、まるでこの一帯だけが
うす桃色に燃え立ちけぶっているみたいだ。
2つ3つの用足しに行く時は、坂を1番下まで降りて下の方から用を足しながら
登って来る。
今日はまず花屋さんでなおの猫草を買い、綺麗な花を眺めて買いたいのを
我慢して本屋へ。
以前から気になっていた「こぐこぐ自転車」を買う。
「何を買うんだ。」と旦那が覗くので見せると「ふ〜ん」と興味なさげなので
「この伊藤礼さんてね、久我山の人で伊藤整さんの息子さんなのよ。」と言うと
「なんだ、そいつは同級生だよ。いや彼奴は滋だったなぁ〜
 ちょっと見せてみろ。」と本の作者紹介を見て
「年がチョイ下だなぁ、弟がいたのか?」と考えている。
「お父さんの伊藤整さんには、お目にかかった事があるよ。
 いや、ちょいと挨拶しただけだが・・・遊びに行った時にね。」と無口な人が
 今回は良く話してくれて意外だった。

今回これを読もうと思ったのは、又自転車を乗ろうかと思い先ずは自転車に
乗る楽しみに刺激を与える為である。
それには打ってつけの本で、この方も高齢になって始められた事。
地理的に家が近い方が何かと現実的に考えられる事。
この2点でこの本に決めたのである。
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それにもしかしたら、旦那の同級生の弟君かもしれないし・・・・
書店の御主人に「この方このお近くに住んであるの?」と聞くと
「そうですよ。この商店街を上がって・・・・」と簡単に教えてくれた。
パン屋さんで美味しいフランスパンを買って右に曲がろうとすると
娘が「えっ!行かないの?」と言う。
「どこに?」「伊藤礼さんちよ。」当たり前でショと言う顔で立ってる。
旦那まで帰り道だからと言う。
私もちょっと興味があったので行く事にする。
行って見てこれが嘘みたいなんだが、自転車を曵いた背筋のピンとした紳士と
その奥様らしい方が家に入って行くのを目撃してしまった。
この偶然にびっくり!気の流れとは凄いもんだ。
「ママ、サインしてもらえば良かったのに・・」と言われて
買ったばかりの本を眺めてしまった。
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by magic-days | 2006-03-12 22:24
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