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BSプレミアムで「旅のチカラ」と言う番組があって、
私は時々見ている。
見ようと思って見る事は無く、偶々ついていたテレビから、そのまま流れ込んで来て
興味を引かれて、椅子に座り込んでしまうと言う事が多い。
この日は「宇津井健 80歳馬上人生を過ぐ」(11/26再放送分)であった。
80歳を迎えようとした時に、「大停電の夜に」に出演した縁で監督と親しくなり、
その時に馬の話をしていたのを覚えてくれて、
『アンダルシアの馬を見に行きませんか?』と声を掛けられた。
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アンダルシアの馬は、世界一美しく、彼の長い間の夢であった。
1度でも良いから乗ってみたい物だと、監督に話したのかも知れない。
しかし、もう長い事馬に乗っていない。
乗れると言う確信は無かったのだろうか?
馬との出会いは、早稲田大学に入学した時に、舗道を蹄で「「カッ、カッ」と
鳴らしながら練習を終えた馬術部が、帰って来てるのに会った瞬間、
彼は馬の虜に成ってしまい、踵を返して馬術部入門の手続きをした。
自分の馬を飼い、馬の為に別荘を買い。
馬との付き合いはその後長い事続いた。
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そんな彼が馬から手を引いたのは、奥様がC型肝炎に罹り、
闘病生活に入られた為に、馬どころでなくなり、馬も別荘も手放した。
「四十何年か共に暮らした女性なのだから、これ位はするべきだと思ってね・・・」
とその時を思い出す様に、何気なく呟いた彼の男らしさが
私の心の奥底にコトンと音をたてた。
闘病生活を省みて、常に現実を受け止める奥様を
「大した女でしたよ。」と感慨深げに思い出されていた。
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彼が監督の申し出を受けたのは、勿論である。
アンダルシアの町並みの美しさは、私にも彼の地への憧れを駆り立てた。
紀行番組を見てもこれ程心動かされた所は無かった。

彼とアンダルシアの馬が、初めて会った時2つの肉体は自然に触れ合い
懐かしい抱擁に浸っていた。
それを見た時、私は前にこれと同じ場面を見た事を思い出していた。
それはNHKの連続ドラマ(チャンス)で、宇津井健は競馬馬を育てる役で
年老い病気を抱えた彼は、この馬が最後と言う役柄だった。
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その馬と最後の別れに、やはり万感の思いを胸に、馬の首を抱いた。
その情の細やかさに私はうっとり見た覚えがあった。
あれは芝居であっても、彼には芝居と割り切れない場面だっただろう。
白いアンダルシアの馬は、以前からの知り合いの様に彼を背に乗せて走る。
彼は馬から下りる時に、馬に囁く
「この年老いた私を、喜ばせてくれてありがとう」と・・・・
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最後の行程で牧場主からプレゼントとして、1泊の馬に乗っての旅に出る。
昔、鉄道を引く為に作られた橋やトンネルを彼は馬と共に
時を惜しむ様に一歩一歩を刻む。
長いトンネルを前にした時、牧場種が彼に
「此処からは1人で行って来て下さい。」とトンネルの出口も見えない
暗闇を差す。
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彼も馬も戸惑う事無く、静かにトンネルの中に消えて行く。
長いトンネルを抜けた時、彼は幸福に満たされ涙ぐんでいた様に見えた。
白いアンダルシアの馬に股がった姿は、まるで奥様と佇んでいらっしゃる様だった。
彼は初めて奥様を亡くした悲しみから、解き放たれたのだと思う。
長い長い旅だったに違いない。
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死は、肉体を分つけど、
魂の融合だと思い知らされました。
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# by magic-days | 2011-12-07 20:33
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     「紅梅」   津村節子  文芸春秋

これは、物書きの夫婦の物語です。
夫・吉村昭さんが舌癌から膵臓癌に取り付かれ、
その闘病生活と死に至るまでの壮絶な戦いと
彼を取り巻く家族、特に妻・津村節子さんの心情が正直に
書かれている。
頻繁に「物を書く女なんて最低である。」と
自分の事を責める節子さんが、哀れで胸が締め付けられる。
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吉村昭が苦しんで居る時も、依頼された小説を書かずにおれない。
夫が自分の事を「冷たい女」と思っているだろうと
言いながらも書く事を止められない。
そう言う小説家の立ち場や性も良く書かれている。
病気に関しても、事細かく書かれている。
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癌の恐ろしさが伝わって来る。
私も理由も無く「もしかしたら、膵臓がんに罹るかもしれない。」
と思っているので(糖尿は膵臓の働きが原因だから・・)、膵臓がんの
恐さ等随分勉強に成った。
しかし、医師に聞くと糖尿病と癌の関連性は無いと一笑に付された。
それでもこの本を読んでいるときは、夜背中が痛くて
「あー、膵臓がんに罹ってしまったー」と嘆いている夢を見てしまった。
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吉村昭の自宅は、井の頭にあり私の家から玉川上水添いに30分程
歩いた所に在るらしい。
津村節子の旧友が北海道の釧路に住む原田康子と
想像させる文節を見た時、苦しい闘病生活ばかり
書かれている中で、嬉しくてホッとした。
原田康子は私が青春時代大好きな作家で、北海道に転勤で札幌に
住む様になった時、1番に声が聞きたくて電話をしたが、
「もしもし、原田です。」と言う声を聞くだけで満足して受話器を
下ろしてしまった。(ryoさんの小説のストーカーの気持が分かる。)
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この本は単に夫の闘病生活の記録に止まらず、素晴らしい文学に
昇華してある所は流石だと思う。
吉村昭の潔さもこの本を格段に上の位に導いている。
この夫有っての妻で有り、この妻有っての夫であると思う。
この本は前から読みたかったが、今ひとつ躊躇していたら、
Reiさまの感想を拝見して、読まずに居られなく成り
買い求めた。(笑

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   「落葉隻語・ことばのかたみ」  作 多田富雄  青土社

この方は免疫学者です。脳梗塞で右半身完全麻痺で言葉を発する事が出来ない
不自由な生活の上に、前立腺癌に襲われ、夜も昼も眠れぬ生活を
余儀なくされました。
しかしこの方は負けては居なかった。
リハビリが130日間で打ち切られると国から通達を受けた時、
彼は新聞に実名で国を批判し、署名を集め撤回を要求した。
車椅子で話も出来ない身体である。
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私は脳梗塞で倒れた患者にリハビリが130日で打ち切られるのは、
「社会は、もうお前等必要としないからベットの上で、
死を待てば良い。」と言っているのと同じだと言いたい。
私の義父は、やはり脳梗塞で半身不随になり、話す事も食べて物を
食道に送る事も出来ず、流動食ばかりであった。
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野菜を煮崩したカレーやポタージュ。義父はヨーグルトが好きで
その頃は珍しく自家製であった。
話せない父の気持を察するのは、大変でした。
義父も通じないのでイライラと短気に成って行った。

しかし義父は、リハビリは辛いと嘆いていた。
義母の為に頑張って続けていたと言うのが本当のところかもしれない。
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私はこの本を読む事は、当時を思い出す事が多く辛かったが、
この本はそれだけに止まらず、多田富雄さんはこれからの世の中は
辛い事に成るが、希望を捨てないで若い者が頑張っているから
大丈夫とメッセージを送っている。
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この本は新聞に連載(2年間)された
1部「落葉隻語」と、
  その後書きためた物を編集した
2部「ことばのかたみ」の2部構成である。

半身不随の不自由な身体で、前立腺癌の苦しみを秘め、
必要とあらば車椅子で駆けつけ最後の力を振り絞り、
後世の人々に勇気と希望を与えようとした人間が居た事を
忘れてはいけないと思う。
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彼は東北震災を知らずに旅立った。
私は彼の為にこれは神の最後の配慮であったと思う。
なぜ、彼はこんなに苦しみながら死ななければいけなかったか?
それは、吉村昭さんも然りである。
彼らは、それに値する何か悪い事をしましたか!?

何時のときも神の計らいは、深過ぎて私の様な凡人には
納得がいかない。
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# by magic-days | 2011-11-30 09:11
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    文芸誌「照葉樹」11号  「錯綜」  作 水木 怜

今回の作品の主人公は、子供の頃親の愛から弾かれた女で、
大人になっても、それがトラウマと成って彼女を苦しめ、
それ故かは分からないが、彼女に唯一優しかった同僚の愛を、
我が物にする為に、ストーカーと成った女である。
水木さんは、あるサイトでこの様に仰っている。
「如何してストーカーの物語を書いたのかしら?・・・・・・
 書きたかったのでしょうねぇ」とまるで他人事の様に。
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これこそが作家の性なのだと思う。
この方の作品の面白さは、会話に引っ張られてドンドン物語の深みに
嵌って行く所です。
私は何年か前に1度水木さんにお会いした事が有りますが、
小柄で優しいお顔の方で、私は姉の様に慕っています。
この時御一緒したReiさまは、私にとって上のお姉さまだと自分で
勝手に思っています。
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そんな印象の水木さんから、毎回考えられない様な恐い、
悲しい物語が生まれて来る。
人は愛や恋心がなくとも、見返りを求めない行為が有る事を
知らないで育った人が居る。
この主人公「なつみ」もそうである。
同僚の圭吾に愛されたと誤解して、妄想の中に生きている女である。

この2人の他に圭吾を逆恨みしている高見沢と言う
凶暴な男が絡んで、物語は予想もしない方向に転がって行く。
人間関係の難しさは、人それぞれの思いが交錯して、
思いがけない悲劇を生み、最初に賽を振った者の思い等
吹っ飛んでしまう事を想像出来ない事だと思います。

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   「気分はおすわりの日」   作 いせひでこ  理論社

絵本作家いせひでこさんの日常を、愛犬グレイのデッサンを
交えながら綴られた本です。
グレイはアレルギー症で、てんかん持ちと言う大変な病持ちです。
私も昔犬と暮らしましたし、今は猫2匹と暮らしていますから、
病持ちの動物と暮らす事がどんなに大変な事か想像出来ます。
何しろ相手は、犬語や猫語しか話せないのですから・・・
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そして飼い主は、絵描きなのだ。
絵の事となると、何もかもがぶっ飛んでしまう人で、
グレイは、何度も入院させられたり、ご飯抜きになったりする。
私は読みながら「なんて人なの!グレイが可哀想じゃないの!」と
何度も叫んでいる。
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ところでこのグレイと言う名前のいわれなのだが、
私が察するにあのロックバンド「GLAY」から来てる。
単に「いせひでこ」さんが、この頃「GLAY」が好きだったと
書いてあったから、そう思っただけなのだが、
自分の事をミーハーと言ってあったが、
成る程と頷いた次第です。

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     「七つめの 絵の具」   作 いせひでこ 平凡社

絵本作家いせひでこさんの絵の無い本です。
この本は、彼女の作品「ルリユールおじさん」や「あの路」の
後に書かれたエッセイだと思います。
2冊とも勿論読みましたし、彼女の作品の内でも大好きな本で、
好き過ぎて、思いが余って買ってるのを忘れて、
「あの路」は2冊も買ってしまいました。
いせひでこさんは、ご自分で書かれた物語に絵を付ける事は勿論、
他の方が書かれた物語に、絵を付けられる事があります。
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そんな時、物語を理解しどんな色にするかを決める為に、
水恐怖症の彼女は死を覚悟して、海に潜ったのです。
子供の頃水に溺れて死にかけた時から、彼女はプールも
恐くて入れなかったそうです。
しかし、仕事と成れば良い仕事をしたい思いで、
彼女は克服したのです。
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1つ1つのエピーソードは、そのまま「いせひでこ」を
連想させ、私は益々彼女が好きに成りました。
木の肌が好きで、香りが好きで、「スズカケみたいな人だ」と
知人の事を思ったり、四万十川から送られた無垢の木で出来た
トナカイを見て、四万十川に即行ったり、こう言う事が出来る
いせひでこさんの分身の様に成って、私も空を飛び海に潜り、
歓喜の叫びを上げている。
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# by magic-days | 2011-11-29 11:23
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「moyoが家に来てから、どれくらいに成るかな?」と思って、
ブログを捲ってみると、丸5年が経っていました。
これが家の子(moyo)に成った当初の写真です。
未だ小さいです。生まれて2ヶ月くらいだったでしょうか。
(nao)
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この時は、凄いお姉ちゃん(azu)が居るなんて予想だにしていなかったでしょう。
私もこんなに相性が悪い間柄とは思っても居ませんでした。
生き物は、人間と同じで相性があり、知性が無い分、
本性が剥き出しに成るのです。
それでも3年間は、色々試してみましたが、効果がありませんでした。

その内に年を取れば、喧嘩する元気も無くなって、
仲良く成らないにしても、お互いの同居を見逃してくれるだろうと
考えていました。
しかし、その前にご存知の様にazuが、先に逝ってしまいました。
その後、naoとmoyoは付かず離れずの生活を、過ごして居ります。
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naoは元々孤独を好む子で、ただmomoにだけは心許して
親子の様に密接な生活をしていました。
momoがこちらに引っ越して来てすぐ心臓の発作で
亡くなりました。
その時のnaoの悲しみと動揺は、私達の想像を越えていたと思います。

その事が分かったのは、azuが亡くなった後の、naoの生活振りで
察する事が出来ました。
異変が起きた事は分かっても、動揺は無かった様に思います。
azuとは兄妹の様な間柄だったのでしょう。
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moyoも1人で書斎を独占し、この部屋が好きなnaoは時々
訪れると言う感じで、moyoには興味は無い様です。
私達は今回は2人の意志を尊重して、原則的には別の部屋で
生活させ、1日1回朝食はmoyoの部屋で摂らせています。

moyoは家に来た時に、直ぐに爪を切ろうとしたとき、
私は親指の爪が、普通の3倍くらい太いのに吃驚しました。
病気ではないかと思い、医師に聞きましたら、
そうではないと言う事でした。
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しかし、2週間に1回位の頻度で、爪を切っていたのですが、
最近家の中がゴタゴタしていて、すっかり忘れていました。
娘に抱かせて爪を切り、もう片方の親指を持ち上げると、
「痛い!」と鳴いたのです。(勿論猫語で・・・笑)
「どうしたの?」と良く見ると、爪がグルッと巻き込んで先端が
見えなくて、ピアスをしている様でした。
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娘が「直ぐに連れて行った方が良い。」と言うので、
病院に電話して、速攻で連れて行きました。
幸い患者さんが少なかったので、すぐ見て頂きました。
moyoは怖がって、逃げようとするので、私はなだめすかして、
しかし手には力を入れて、押さえていました。
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医師はペンチの様なハサミで「プチン!」と切って、
親指の根元に、爪の先端が触っていた小さな穴が空いていると
見せてくれて、傷から黴菌が入らない様にと抗生物質を打ってくれました。
「これで安心だけど、気を付けて爪をマメに切ってやりなさい。
 もっと酷く成ると、手の反対側迄爪が突き抜けて、歩けなく成る。」と
言われて想像しただけでぞっとしました。
(nao)
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占めて4千800円でした!
爪プッチンと注射代です。猫ちゃんは保険が利かないから
こう言うとき本当に高い物だと思います。(苦笑
それでもこれで済んだのだから、良かったです。
moyoは帰れると思うと、サッサとキャリーに入ってしまいました。

ペットを飼っていると思いがけない事が起こります。
それをペットと共に越えた時、又1つ絆が濃く成った気がします。
その後のペット達の私を見る目が必ず違って来るのを
私は何度も経験し,momoやnao、azuとmoyoと共に
成長して行く事を有り難いと思います。
(生前のazu)
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今年2人にテントハウスを買ってあげました。
moyoは直ぐに入って「ぬくぬくよ!」と、直ぐに愛用してくれました。
しかしnaoは、1日目は(何か変な物が置いてある。)と
遠目で観測。2日目にやっと入ってくれました。
こんな事1つとっても、個性が表れます。
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# by magic-days | 2011-11-23 11:14
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私はこの季節の遠い景色を見るのが好きです。
空はちょっとグレイがかった鈍い色で、風もなく
只葉が落ちた枝先をツンツンと空に突き刺す柿の木。
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狭い畑の向こうの林の中に、鳥の姿を認めたら、
私は宝物を見つけた様に、その1点から目を離さない。
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「ムクドリだ。」と名前が浮かぶと、
嬉しくてしょうが無い。
「何羽居るだろう?」
隣の木にも3、4羽居る。
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あの天辺の枝先に居るのは、「誰だ!」・・・・・
シジュウカラのようだ。
小さいくせにあんな高い所に停まっている。
カラスに狙われるぞ。
降りて来い!
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あの林の1番高い所にも停まっている。
「ぴぃー」と辺りの空気を裂く様な声が、
此処迄聞こえる。
ヒヨドリだ。
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手前の大きな高い木から、呼び合う声が聞こえる。
「東に向きを変えようか?」とでも言っているのだろうか?

冬の空の下を歩いていると、
小鳥の話し声が聞こえる。
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月が顔を出す迄その声に耳を傾けようか・・・
いつしか私も鳥に成って、
月の下を飛び回る。
そんな夢を何度見ただろう。
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# by magic-days | 2011-11-14 23:21
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親しくさせて頂いていますryoさんが、年2回程出されている文芸誌「照葉樹」11号が、
このほど発行されました。
購入方法等詳しくは上の「照葉樹」をクリックして下さい。宜しくお願いします。





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さて最近日の出が遅く、目が覚めなくて困る。
その上に部屋の温度も朝方は大分落ちている。
この写真は10/30日に、目が覚めてリビングのカーテンを引くと
丁度日の出の時だった。(6時18分)
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その美しさに暫し立ち尽くして、ハッと気が付きカメラを掴んで、
パジャマのママベランダに立った。
夏の日の出とは趣が異なり、暗闇を照らす生命の源の様な
有り難さを感じる。
陽が昇るごとに、地球は暖められる。
そして私も暖められる。
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刻刻と辺りの世界が広がって行く。
未だ人間の営みの蠢きは、聞こえて来ない。
きっと、「もう少し、もう少し・・」と夢の出口で、
迷っているのだろうか・・・・・・


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先日猫ちゃん達のドライ・フーズを、動物病院迄頂きに行った時、
手前の玉川上水に掛かる宮下橋の上に立つと、
コサギが1羽居た。兵庫橋で先日見たコサギと大きさは似てるが、
個体差が無い鳥は、見分ける事が出来ない。
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橋を渡ってコサギの前に立つと、羽繕いを始めた。
暫し、見物と洒落込む。
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10分程のパフォーマンスでしたが、均整の取れた動きに
見とれてしまいました。
この道はazuやmoyoの思い出の道です。
azuの病院通いの道であり、moyoと出会った道です。
丁度今頃の季節でした。
(火の鳥?)
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多分4年に成ると思います。
moyoは元気です。
またの機会にご報告しますので、
聞いて下さいね。
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# by magic-days | 2011-11-09 14:29
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そろそろと冬鳥が渡って来ている様です。
上の鳥はアトリと言う冬鳥です。
この辺では、余り見かけた事がありません。
図鑑を見ると、秋から初冬にかけて森林で木の実を
食べて、冬には草の実を求めて農耕地に現れると書いてありました。
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今迄この辺で見た事が無いのは、短時間この辺にいて、
又何処かに行ってしまうので、会える機会は短いのかも知れません。
実は写真を撮ってるときは、木の蔭に居たので
色合いが見えませんでした。
帰宅してパソコンに入れて、綺麗な色なので驚きました。
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見た感じは、シジュウカラ位の大きさで、別段珍しい鳥とも思わなかったのですが、
只雌雄の2羽の様だったので、興味が湧いて撮っておきました。
先日神田川で見かけたヒドリガモも、渡って来た鳥だと言う事に成りました。
と言うのは、あれから2日くらい経って、神田川の傍を通ったので、
川を下って見てみましたが、ヒドリガモは居ませんでした。
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多分ちょっと仲間から外れたので、神田川で羽を休めていたのでしょう。
10月27日に吉祥寺にお薬を頂きに行った帰りに、一寸寄って見たら、
冬鳥が渡って来ていました。
未だ数は少ないですが、キンクロやオナガガモがいました。
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それでヒドリガモも渡って来る時期だったのだと思った訳です。
冬に成る前のこの時期は、渡りの途中の鳥等を見かけるので、
井の頭は勿論善福寺川公園や野川、深大寺に行きたいのですが・・・
中々実行しません。
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井の頭池でコサギを見ていると、私と同じ位の方に「あれはホシゴイですか?」と聞かれ、
ゴイサギの話や野鳥の話になり、本当に楽しい時間を頂きました。
野鳥観察に広範囲で行っていらっしゃるようで、
もう少しお話が聞きたかったのですが、向こうさまも私も気持の上で、
足が来た道を戻ろうとするので、惜しみながらお別れしました。
(キンクロ)
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陽が落ちると、急に冬の様な寒さに成ります。
温度差に風邪を引きかけてしまいそうです。
皆様もお気をつけて下さい。
(オナガガモ)
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以前娘のアトピーの再発の事を書きましたが、
やっと痒みも取れて、夜寝れる様に成りました。
赤みも随分取れて、後は時間の問題だと思います。
もし震災等のストレスから来た心因性の物なら、
先ずは1年と言われていたので、覚悟はしていましたが、
もう少し早く直りそうです。
ご心配をお掛けしましたので、ご報告迄
お礼と共にお知らせ致します。



写真のアトリは寺町の高源院にて
下の2枚は、井の頭池にて。
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# by magic-days | 2011-11-02 19:18
(カルガモ)
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「夏の日の思い出は心のゆりかご」     作 柳田邦男    平凡社
先日の「雨の振る日は考える日にしよう」に続いて、
作者が薦める51冊の絵本が紹介されています。
この方の文章は、力強いようで優しく、何ものにも影響されない確立した思いが
伝わって来ます。
今回は「心の故郷」を主題に選ばれています。
「心の故郷=愛」と言う図式が、この方の中で出来てる様に思えます。
読んでみたいと思う絵本は、幾つもありましたが1つだけご紹介させて下さい。
(ムクドリ)
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それはミヒャエル・エンデ([モモ」の作者)の文による「テディベアとどうぶつたち」です。
   主人公はアエルと名付けられたテディベアです。もう年老いてつぎはぎです。
   ある時「君はなんのために生きているの?」と尋ねられ、答えられませんでした。
   それで家の外に出て、ミツバチや白鳥、サルに尋ねます。
   それぞれに答えるべき物を持っていました。
(上の写真をトリミングしました)
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   最後にゾウに聞くと反対に「きみも、魂を持っているだろう?」と言われます。
   しかしアエルの身体には、パンヤとかウレタンしかなく、
   アエルは悲しく成ってしまいます。
   その時貧しい女の子に「私の所に来ない?」と誘われます。
   「よろこんで」と返事した時、アエルの胸の辺りがとっても暖かく成ったのです。
   女の子はアエルにキスをしました。
どんなに暖かいキスだったでしょう。私は思わずアエルに「良かったね。」と言って
抱きしめたく成りました。
作者はこう書いています。
   「何の為に生きるか?」答えは「それは、愛だ。」と・・・・
(キチョウ 秋型)
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「峠うどん物語 下」         作 重松 清    講談社
本と言う物は不思議な物です。登場人物と読者である私が、
過去に知り合った人に似た人が出て来る事があります。
又私自身である事もあります。
第7章に出てくる町医者の榎本医師は、昔子供たちがお世話になったY先生に
似てあるので、懐かしくて一気に読んでしまいました。
(十月桜?)
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この本で町医者の限界や、患者を最後迄看取れず大きな病院に、
預けなければ成らない悔しさを、初めて知りました。
榎本先生は、患者を大きな病院に渡しても、患者の容態を何時も気にかけ、
亡くなった知らせを受けると、その年の年賀状は「失礼します。」のお知らせに変わります。
(10月桜?)
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そして榎本先生は、最愛の奥さんが癌で逝く時、奥さんの希望でギリギリ迄
自分で看病して、息子さんが務める総合病院に手渡すのです。
息子さんは、そう言う父親にもう少し早く渡してくれたら、
もう少し生きられたのにと言われます。
しかし最後には息子さんにも榎本先生の気持は届くのです。
その他に峠うどん屋の店主のおじいさんとヤクザの友情等、
「峠うどん物語・下」は今回も波瀾万丈です。
(我が家の杜鵑)
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[朝鮮王朝の歴史と人物」            作   カン・ヒホン    実業之日本社
今私がのめり込んでるテレビ番組は、韓国歴史ドラマ「イ・サン」と「トンイ」です。
こんなに面白い物とは思いませんでした。
1つ困った事は、2つとも日曜日の夜ある事です。
「トンイ」はBS夜9時から、「イ・サン」は1時間おいてNHK1チャンネル11時からなのです。
(朝鮮朝顔?)
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11時から見るのは辛いですね。途中で寝てしまう事があるので、
録画しながら見ます。(笑
その上聞き慣れない役職や約束事が飲み込めない。
私みたいな人が居るのですね。この本が出た時に飛びついてしまいました。
書かれた方は、在日韓国人二世で韓流エンタメ総合誌の編集長を務めてあります。
(エンジェルストランペット)
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韓国には「朝鮮王朝実録」と言う、27代の王の時代の事件や人脈が事細かく
記録された物があります。それはその当時の王も関与出来ない事はもとより
見る事も出来なかった物だそうです。
この本を読んでトンイの息子が、イサンの物語の中で英祖と言う王様だと知りました。
歴史物語は大体史実に沿っていますが、面白く脚色されてもいます。
ですが登場人物は、実在の名前で登場しているそうです。
この本を読んで韓国歴史ドラマが100倍面白く成りました。(笑


今回?マークが多過ぎますね。
何方か花の名前ご存知の方、教えて下さい。
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# by magic-days | 2011-10-29 15:23
先日宮前図書館からの帰り道、
余りの雲の美しさに、空を仰いで帰りました。
(2:51)
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          空があんなに青いのは
          たくさんの悲しみをすいこんだから
(3:19)
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          雲がそれを食べ
          ふくらませ
          昇華して
(3:42)
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          青い光に還元していく
          だから
          雲は
(4:18)
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          同じ形だったことはなく
          同じところにとどまることもなく
(4:22)
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          永久に
          悲しみを咀嚼して
(4:37)
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          そのために
          まぶしい光をいっぱいたたえている
(5:18)
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写真間の詩は、私が大好きな絵本作家「いせひでこ」さんの
エッセイ「七つめの絵の具」から、
抜粋しました。



最後の1枚は、帰宅後バルコニーから望んだ秩父山山系です。

更新後イメージが沸き、タイトルと構成を変えました。
既にご覧だった方、ごめんなさい。
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# by magic-days | 2011-10-28 15:08
(ヒドリガモ)
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この鴨は「ヒドリガモ」です。
この写真は10/17に神田川で撮りました。
この鴨は冬鳥ですから、私は吃驚しました。
もう北から渡って来たのだろうかと、
確かにこの何日か温度は低めですが、冬鳥が渡って来るには
早すぎる気がします。
(イイギリ)
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もしかしたら、夏を日本で越したのでしょうか?
神田川に沿って特に夏は、日陰が無く歩く事が無いので、
私が見なかっただけかも知れません。ちょっと判断出来ません。
羽を痛めてる様子は無い様ですが・・・・
川岸に立つ「イイギリ」が、赤い実を重た気に下げています。
「イイギリ」は雌雄異株で、実が成るのは雌株だけだそうです。
美しいのが雌株と言うのは嬉しいです。
美しい雄鳥ばかり見てるので・・・(笑
(キセキレイ)
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実はこの日は定期検診の日でした。
この日頂いた検査報告書は、9/24に採血した物で、6.6%でした。
参考のため過去の値を見ると、
  採血日    ヘモグロビン値
  3/11   6.7%
  4/04   6.7%
  6/03   7.5%
  7/29   7.3%
  9/24   6.6%
(キセキレイ)
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3月の検診日は3/11ー震災の日でした。
この日帰宅して暫くして地震に見舞われました。
その次の4月の採血分も変わらず6.7をキープしています。
5月は多分4月末が検診日だったので、同じ月に2度は採血が出来ないので
記録が残っていません。
しかし6月の採血分は、急上昇しています。
(キセキレイ)
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私が震災のストレスから、肉や甘い物を節制無く身体に入れたのは、
多分4月頃からだったと思います。
そして医師に注意を受けて、食生活を戻したのは7月頃からだったと思います。
しかし、数字として現れたのは9/24に採血し、今回報告が有った分です。
ただ自分なりに良く成って来てるのは、自覚症状は有りました。
食生活を戻して約3ヶ月で値が戻りました
(カルガモ)
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その間反省は無かったです。
あの時肉と甘い物が私を支えてくれたと思っていますから・・・
ただ今回の検診の時に医師が
「今だから言うけど血糖値が上がった時、私は本当にがっかりしました。」と
言われたときは、本当に申し訳なかったと思いました。
病気は私の努力だけで快方に向かっているのではないと言う事は、
日頃から感じていたからです。
(ツマグロヒョウモン)
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生活習慣病は悪く成るのは気が付かないうちに悪化し、
気が付いて改善してから、ある期間経たなければ良い数字は出て来ないと言う事が
身に滲みて分かりました。


「キセキレイ」は神田川で見られると言う事は聞いていましたが、
私は今回初めて、見る事が出来ました。
すばしっこく一時もじっとしてない鳥ですが、
私も負けずに川岸を静かに(笑い)走りました。
やっと3枚と言いがたいですが、一応カメラに納めました。
次回はバッチリ頂きたいです!
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# by magic-days | 2011-10-21 21:45
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