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毎日があっという間に過ぎて行く、
まるで今年の桜の様に。
この忙しさは色々有るが、根深い所にあるのは、
都市直下型地震である。
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私たち関東に住む者達は、少なからず東北地震の時に
地震のの洗礼を受けて、その恐ろしさを体験している。
ここ牟礼でも、あの時震度5弱でした。
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4月19日の朝日新聞は「首都地震 その時建物は 火災は」と言う
見出しで特集記事を組んだ。
先ず注目を引くのは、東京で想定される4地震の震度分布です。
4つの東京都の地図に、それぞれ薄い水色から赤まで、7段階に色分けしてあります。
震度3以下から震度7まで。
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私はその各地図に、牟礼の場所に印を付けました。
4つの地図は、
 東京湾北部地震M7.3(首都直下型)
 立川断層帯地震M7.4(活断層で発生する地震)
 元禄型関東地震M8.2(海溝型地震)
 多摩直下型地震M7.3(首都直下型)
この4つの震源地から牟礼は、同じ距離にあり震度6弱。
(ハシビロガモ)
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逃げ様がないという事です。
私達が出来る事は、地震が来た時に、成る可く被害を最小限にする事。
(家具、物を成る可く少なくし、逃げ場を作っておく。)
災害後の暮らしを、成る可く3日間は自分たちで確保出来る様にする事。
(今の所、水インスタント食品、卓上コンロ、ガスボンベ、簡易トイレ、保温ブランケット等)
と言っても予想外の事とか、思い依らなかった事が怒り、
混乱するだろうな。
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3月に先ず娘の部屋を改造する事に、家具類が物に依っては、
中学時代に購入した物もあり、この際転倒し難い背が高くない
安定した物を購入。
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それに乗じて不要になった家具を粗大ゴミとして、
市に依頼する、10点で千円である。
前日夜に1階玄関脇に出しておくと持って行ってくれる。
その前にチケットを買っておいて、粗大ゴミに貼っておく。
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本当に有り難い。
未だ粗大ゴミがあるのだが、3人とも非力で又少し休んでと
言う事になり、事は進まないが引き続き春もの夏物と冬物の
入れ替えを兼ねて、不要な物はリサイクルで出す。
クローゼットと押し入れの整理に移行する。
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納戸に仕舞われたままの不要品も始末する。
勿体ないとか考えない!(笑
もうすぐ5月と言うのに、すっかり片付いた箇所が1つも無い。
全てが6分通り何とか物が減ったと言うだけである。

そんな中でも、自彊術と外来魚捕獲作業と、散歩に出掛け
地震が来る前の美しい景色を、撮っておきたいと
頑張っています。
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名所旧跡がある訳ではありませんが、
私の大好きなこの街が、地震の後も私達を、
慰める場所であって欲しいと思います。
カルガモさん達は、その前に飛んで、
逃げてくれるだろうと願ってます。
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母達も戦争を経験し、厳しい生活を潜って来ました。
誰もが生涯の内で、こういう時代を迎え、
改めて、全てに対する感謝と幸せとは?と、
考える時間を与えられるのかも知れない。
毎日精一杯、非力乍ら頑張って居ります。
ブログの方は、十分には出来ませんが、又伺える様になりましたら、
宜しくお願いします。

皆様の御健康を、お祈りして居ります。


   (追加写真)
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          朝日新聞4/19 36ページより
            3、4枚目の分布図にかなりはっきり見える黒丸は、
            牟礼位置で私が書き入れた物です。誤解があるといけませんので
            念のために追加書き入れさせて頂きました。
# by magic-days | 2012-04-22 15:50
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これが今年最後のお花見になるかなと
思い乍ら、善福寺公園に参りました。
此処は井の頭と違った趣があり、
好きで年に2、3回は参ります。
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桜より客の方が多いという事も無く、
桜の落花を楽しみ乍ら、程よい酒が回っています。
右端に人に紛れてアオサギもお花見かな?
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餌探しを休んで、花の優しさに魅入っています。
以前庭に大きな桜の木が2本ありました。
丁度今頃桜の舞いを、momoとnaoが仲良く並んで見ていました。
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その昔は、目の見えないチビ(犬)が、花吹雪を全身に受けて
桜の方を向いて佇んでいました。
桜は不思議な花です。
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毎年この頃になると、チビとmomoの事を懐かしみ、
azuは如何したでしょうと想像しては、時の流れを惜しみます。
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池を半周した所で、素敵な方々にお会いしました。
カメラこしに覗いてみて、迷わずお声をかけてしまいました。
後からは見えませんが、昔風の行楽のお弁当入れに
美味しそうなお料理が並んでいました。
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お酒も塗りのお杯でした。
遊び心も此処までいけば、楽しいですね。
お礼を言って失礼しましたが、もう少しお話を伺いたかったなぁと
思いましたが、静かに花を見ていらっしゃるお二人のお邪魔は、
無粋という物ですね。
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柳の新芽が、目に眩い池の淵を巡り乍ら、
今日のこの日を与えられた喜びを噛み締め乍ら、
又秋にと約束して、公園を後にしました。
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駅に向かう途中で素敵な帽子屋さんを見つけました。
実は行きがけに見つけた時に、娘に電話で知らせたら、
帽子好きの彼女は、出先からそちらに廻ると約束していたのです。
そのときお会いした2人の先客さんと、すっかり仲良くなり、
帽子談義に花盛り(笑
昔こちらに住んでいて、
「今は埼玉ですが、今日は中学校の同窓会でこちらに来て、
 昔は自分の庭の様なこの街を、歩き回っています。」と言って笑われる
昔も今も親友のお2人も、お似合いのお帽子を被っていらっしゃいました。
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「同じ型の色違いの帽子を2つ買ったのに、
新宿だと1つしか買えないお値段だった。」と大喜び、
御自分を良く知ってある。
良くお似合いでした。

私は一寸年配の方とお話しするのが、大好きです。
お話から佇まいまで、全てが学びです。
又お会いしたいけど、これは無理ですね。
一期一会の宝物を今日は2つも頂きました。

帽子屋さん

杉並区西荻北4−26−10
山愛コーポ101

西荻北口徒歩12分

「楽ajito」

5/12   「音楽と酒」と題してLIVEがあります。
# by magic-days | 2012-04-17 20:46
さくら、さくら・・・_f0086169_1449446.jpg

昨日(4/11)は、今年度外来魚捕獲作業の初日だった。
私は下半期は参加してないので、本当に久し振りである。
集合場所に行くと、年度始めで本業が忙しい方が多く、
半数しか集まらなかったが、嬉しい事に新人さんがいらっしてた。
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未だお若いようだ。何よりである。
カイボリを控えて、若い力が集まるのは嬉しい事です。
私は半年の空白期間があるので、ちょっと不安であったが、
今日は小手始め的な日で、T代表が土管の中のギルの産卵状況を
確認している間に、私はOさんが瓢箪池のゴミ拾いに行きたいと
言う事で、私はそちらに従って行く。
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瓢箪池は今は3つに仕切ってあって、真ん中が神田川に流れる水路になっていて、
右端に在来魚を保護している。
メンバーにとって、大事な生き残りの在来魚である。
先日この中に、捕っていたギルの稚魚を何も知らない人が、
戻してしまった。
私はその場に居なかったので、ショックは軽かったが、
居た方々は、どんなに失望された事か?
(オシドリ)
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折角ギルから守る為に隔離していた池に、
そのギルの稚魚を投げ入れるとは!
皆様は理解して下さってると思うのだが、
まだまだなのだと、思い知らされました。
投げ入れる前に、なぜ1言声を掛けて下さらなかったかと
悔やまれてなりません。
(カルガモ)
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そして左端は、多分水草が生えて来る池で、今はカルガモが水草の新芽か、
根か虫を探しているのでしょう。
どの池にも桜の花びらが浮かび、本当に綺麗です。
今日は昼から雨風だと言う予報だったし、
空は時々暗くなり雨が降ったり止んだりの落ちつかない空模様だったので、
花見客は少なく、作業は捗りました。
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(オオバン)
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Oさんと網を下げて、集合場所に帰り乍ら散る桜の美しさに
見惚れてしまう。

此処も私の場所である。
こんな私でも、快く迎えてくれて、昨日まで一緒でいた同士の様に
迎え入れてくれる。
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私は自然環境に興味があり、在来魚や水質の今後が心配だ。
だが、ここに来ている本当の理由は、この場所でこのグループの1員として
存在出来る幸せが、私を支えてくれているからだと思う。

この場所を与えて下さり、感謝です。


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(追加)
今朝(4/13)の朝日新聞朝刊の33ページに、井の頭池の鯉の存在の
難しさが載っています。
私達は、鯉はギルやバスと同じく外来魚であり、雑食魚であり、
池の為には、迎え入れたくない魚だと言う事は知っている。
しかし、知らない方が多いのでないだろうか?

既にカイボリをした池の処理経過の話も載っていた。
最後にかんさつ会代表の田中さんのコメントがあった。

「本来の池を取り戻すためにはコイは、減らした方が良い。
 市民の意見を聞き乍らコイの害についても訴え、
 理解を得たい。」

長い間「水鳥に餌をやらないで下さい」運動から、外来魚駆除に至まで
根気よく市民の意見を聞き、こちらの主旨を理解してもらう。
何よりも自分たちの行動で理解してもらう。
私はこのスタンスにこのグループの誇りを感じます。

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# by magic-days | 2012-04-12 15:37
いい日旅立ち_f0086169_14313065.jpg

土曜日の朝、何時もの様に目が覚めてラジオのスイッチをひねると、
懐かしい歌声が心地よく聞こえて来た。
山口百恵の「いい日旅立ち」だった。
なんてナイス・タイミングなんだ。
未だハッキリしない頭で、聞いていると
涙が出て来そうになる。
(マンションの散歩道の桜)
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「さあっ、起きよう!・・・っと、」
今日から平成24年度の色々が始まる。
先ず今日は、2週間の休みを置いての自彊術の教室だ。
この間、身体が鈍らない様にテレビ体操(朝6時25分からの)を
やっていたので、先ず問題なく再開出来ると思う。(笑
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ベランダから下を見ると、桜が満開である。
何処に行く事も無く、花見が出来る。
それも一等席である。(笑
牟礼の春は、本当に春爛漫!
素晴らしい地である。
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ヒヨドリの声がしたので、探してみると「いた!」
何と嘴に桜の花粉をつけてる。
きっと、桜の花ハシゴをしているな。
急いで家事を済ませて、出掛ける。
初日から遅刻はしたくない。
(シジュウカラ)
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最近自分のスタンスを考え直す時が来たと思った。
人は時間や時の流れと共に、自分の立ち位置を見直さなければ
いけないのだと気が付いた。
自分と同じ様に子供も、主人も変わって行っている。
それを無視して、同じ生活態度を続けるのは、無理があるという事か?
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私には、少し見えて来た。
私がこれからどう言うスタンスをとれば良いかが・・・・
変えてみて、心も身体もとても楽になった。
何もかも自分で背負う事は無いと、人にも言った事があるのに
自分の事となると、何で見えなかったのだ。
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自分の力を信じ過ぎていたのだ。
子供が産まれてからのスタンスを、保って行ける筈が無い。
それ以前に必要も無いのだった。
もっと早く、3人対等のトライアングルな共同生活に
変えるべきだった。
(玉川上水の桜)
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今日は近くの中高私立学院の入学式だったようだ。
帰宅の道すがら、嬉しそうな親子連れとすれ違った。
学年が低い程、素直に嬉しそうに親と腕を組んで歩いている。
やはり新学は、春は4月桜の頃である方が良い。
# by magic-days | 2012-04-08 14:52
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    「周平独言」     藤沢周平    中央文庫

長い事抱えていてやっと読み終えた。
エッセイ集と言う事だったので、軽い気持で藤沢周平の
あれこれを楽しみ乍ら読もうと思っていた。
ところが450ページ程の半分は、歴史書の様な物で、
私には最も苦手な物であった。
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その中で「一茶という人」というのは、興味深く読んだ。
藤沢周平自身が書かれた「一茶」という本を読んだ時、
私が抱いていた一茶像と余りに現実の一茶が違うので、
私は一茶が嫌いになり、胸くそが悪い思いをした。
そう思ったのは私だけでなく、書いた藤沢周平自身も
同じだったとこのエッセイに書いてあったので、
私は嬉しくなった。
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前半を忍耐に忍耐を重ねて読んだ末に、
やっと本来のエッセイになったときは、
「今まで良く我慢して読んでくれた。
 此処からはそれに対するご褒美だよ。」と
言われた様な気がして、嬉々として読んだ。(笑
面白くも懐かしい様なエピソードが出て来て、
子供の頃遊んだ野っ原の草の匂いに包まれている様な感じがした。

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     「真夜中の手紙」   宮本 輝   集英社

これを読み乍ら、こういう内容でも本に成るのかと思ってしまう程
バカバカしいと言えば、FANの皆様にお叱りを受けるでしょう。
これは宮本輝が御自分の公式サイトの登録メンバーに宛てたメールを
123通選ばれて編集された物です。
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仕事を終えて寝る前、お酒を飲み乍ら、音楽を聴き乍ら、
時には落語を聞き乍ら、返信メールされたあれこれで、
おかしくて苦笑いしたり、バカバカしいと怒ったりしながら、
私も就寝前、疲れて堅くなった頭をフヤフヤにフヤカしてもらって
熟睡致しました。
眠れぬ夜のお友達と申しましょうか?(笑

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     「星月夜」   伊集院静    文芸春秋

伊集院静が初めて挑んだ推理小説と言えば、
「読まずに置く物か!」という意気込みで読みました。
若い頃貧しさと国が違う差別とに見下げられて育った男が、
混乱に乗じて富と女を手に入れて行く。
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どんよりと暗い闇の中を、手探りで進んで行くと
行く手に1人の男の燃え上がる激しい火柱が見えて来る。
如何にも伊集院静の世界である。
今まで彼の自伝的な作品が多かった。
それは自分をさらけ出したかったのだろうか?
背負って来た物が余りに大きかったから・・・・・
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そして何か新しい事に向かいたかったのかも知れない。
何処か松本清張の世界観に似て、悲哀と人間の底知れない恐ろしさを
感じるが、憎む事が出来ない。
それほどに人間とは、悲しい生き物なのかも知れない。
# by magic-days | 2012-04-04 23:41
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