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先日の神代植物園の続きです。
もう少しお付き合い下さい。

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雨が小振りになって来て、フード付きのレインコートが
耐えてくれる程になったので、そろりとテラスを出て、
藤棚(藤の花は未だなのか、終わったのか不明)を潜り、
バラ園(未だ堅い蕾でした。)を横切り、せせらぎの小径に出る。
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小川は水嵩を増し、鯉が底の方に静かに横たわっていた。
雨の後の湿りが、全てを吸い取った様にシンとしている。
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木々の下を歩くと、雨の雫が風に揺られて落ちて来る。
雨の匂いは木々の匂いを含み、胸に迫るようだ。
直ぐ傍で、シジュウカラの声が聞こえた。
「どこ?」と探すと、直ぐ傍の松の木に停まって、
羽繕いをしている。
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良く見ると、雨に濡れたと思われる羽のあり様である。
あの雨では、どんな茂みに隠れても、全く濡れないで済む事はないでしょうね。
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飛ぶ鳥にとって、羽は常に準備万端にしておかないと、命取りになる。
この子も丁寧に丁寧にしていた。直ぐ傍でおばさんが
カメラを向けているのも気が付かないで、(笑
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シジュウカラが飛んで行ってしまったので、
私達も先に歩を進める。
そこは左手は小高い丘になっていて、全面つつじ園です。
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(松の花)
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つつじ園から川を挟んで、松林を望む。
(松の花)
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ツツジは盛りを過ぎたところに、この豪雨で哀れな姿であるが、
中には反対に雨を受けて、艶やかに花びらを広げるのもある。
全て一応ではない。
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もうこの位にしておこうと、友人を捜したら、
彼女は熱心にツツジと対峙している。
私の様ないい加減な撮り方でない。
見習いたいが、これも一応ではない。(苦笑
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もしかしたら、カワセミに会えるかと川縁に降りたが、
今日は御縁が無かった。
その代わり、和やかな景色を見させて頂いた。
穏やかで、優しい時間である。
佳い1日を頂いた。


その他のこの日の写真
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(ナンジャモンジャの木)
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(タラヨウ・雄株)
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(オオデマリ)
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(睡蓮)
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# by magic-days | 2012-05-14 22:25
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最近関東地方は、余震情報に加えて、雷と竜巻情報が
ラジオテレビで流れている。
どんなに晴れていても、上空を寒気団(−24度位)が通過する時に
一瞬にして、空模様が怪しくなり、強い北風が吹き荒れて、
雨や時には彪が降り落ちて来る。
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そして極めつけが竜巻の襲来である。
先日6日つくば市を襲った竜巻の被害を、新聞やテレビで
ご覧になったでしょうから、ご存知だと思います。
正しくその日、私は友人と神代寺植物公園にいました。
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深大寺から、林を抜けて植物園に戻るときでした。
稲光が走った時、数羽のカラスが羽音をたてて、
平行に安全な場所を目指して飛び出しました。
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私達は既にレインコートを羽織り、
建物を目指して、走っているときでした。
落ちついた所は、バラ園を挟んで大温室の向かいの
屋根付きのテラスです。
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バラ園に降りる階段を、雨水が勢い良く流れて行きます。
空が段々暗くなって行きます。
しかし、雷の音が恐かったと言う記憶が無いのは、
さほどでは無かったのでしょう。
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真っ正面に見える大温室周辺も、傘をさして移動する人々が出て来ました。
ゆっくりと移動するアベックさんも(笑
色々ですね。
天気の変動は、先ずニュースを聞いて予備知識を持っておく事が
大事だと思いました。
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しかし人間関係でも、其れは言えてるなぁとつい最近知りました。
変動の前に、事実確認や新情報が本人に入れられます。
ただはっきりと何の為の話かを言われてないと、
思い付くのは、事が起こった後です。
私は鈍いので、特にそうなんです。
後から、この事だったかと気が付きます。(苦笑
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しかし後でも思い出せば、なぜ変動があったか気が付きます。
その後は、新しく与えられた場所で、自分を活かせるか?
こんな時、私は「活かせる道を探せ!」と自分に命令します。
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今直ぐには見つからなくとも、やっているうちに見つかる。
そう思っています。
新しい自分を見つけられたら、それに越した事はありませんが、
余り期待はしないでおきましょう。
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この場所で、接写が上手くなりたいと思っています。
鳥や花だけでなく、色んな物を上手く撮りたい。
其れは、先日外来魚の集合写真の出来上がりを見た時です。
皆さんの状況をまるで確認しないで、シャッターを押してしまった。
これは本当に初期的ミスです。
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長い雨宿りと思っていましたが、写真の記録時間を見ると
僅か10分でした。
向こうの空を、鳥が2羽飛んでいます。
雨が上がる目安にしています。


1枚目の写真は行きがけに撮りました。
2枚目との時差は、40分程です。
# by magic-days | 2012-05-11 12:32
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水曜日の外来魚捕獲の皆様です。
(作業は土曜日も行って居り、そちらは12名くらいだと思います)
この度以前からご支援頂いている「Patagonia」より、
レインウェア−としても使えるアウターウェア−を頂きました。
お揃いのウェアーは、きっとみんな欲しかったし、
(オシドリとアカミミガメ)
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何時かは作りたいと思っていたでしょうから、
本当に嬉しかったと思います。
私も皆様の気持が分かりますから、
記念写真を撮りたいと、申し出ました。
鳥は撮っても、人を撮るのは苦手な私が、しゃしゃり出たのですから、
その気持をお察し下さい。(笑
(クサノオウ)
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で、雰囲気はバッチリですが、一寸記念写真となると難がありますが、
気持重視の私の事ですから、大目に見て頂いて載せてしまいました。(皆様ごめんなさい!)
(ブラックバスの卵)
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さてこの日(5/2)は、オダアミは他の方が廻るので、産卵チェックの補助を
しました。雨が今にも降りそうな日で、収穫も余りありませんでした。
バスの産卵が2カ所で見つかっただけでした。
(ヤマブキソウ)
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先日在来魚の保護池に、バスが投げ込まれていました。
これは見つかれば、一寸した罪に成ります。
こんな悪戯は、覚悟をしてしないととんだ目に遭います。

「Patagonia」吉祥寺支店
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東京都内6店目の吉祥寺ストアです。
吉祥寺駅南側の吉祥寺通りに面した、自然環境に恵まれた場所です。
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1階はメンズ。地下はウィメンズ、キッズ、ベビー製品が、
色彩豊かに並べられています。
地下の一寸隅に、かんさつ会の紹介コーナーが設けられています。
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世界自然環境の保護・回復の為に売り上げの1部を寄付してあるそうです。
是非吉祥寺&井の頭公園にお越しの節は、お寄り下さい。
アウト・ドア派には、見逃せないお店だと思います。
# by magic-days | 2012-05-05 20:07
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                          (4/28撮影)

  「お父やんとオジさん 上・下」   伊集院静  講談社
この本に書かれている事は、実話です。
其れを知って読むと、実に深い一家の歴史だと知る事が出来ます。
主人公の少年(伊集院静)は、少年の時に韓国から一時的に来日していた
オジさん(お母さんの弟)を垣間見て、惹かれます。
時を経る程に英雄化して行きます。
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                          (4/9撮影)
オジさんは、昔日本で家族と共に塩田で働いていたのですが、
終戦と共に新しい国を作るのを夢見て、家族と共に韓国に帰って行きました。
少年の両親は、日本で事業を伸ばして行く為に残りました。
韓国に渡って直ぐに、オジさん達は南北朝鮮の戦いに巻き込まれて行きます。
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                          (4/29撮影)
オジさんを待っていた運命は、屈辱にまみれた毎日でした。
1つの国が2つに裂かれる悲しみは、体験した者にしか分からないけど、
想像しただけでも、胸が締め付けられます。
戦争と言う物が、国民の関わりのない所で始められ、
長い間地獄に落とす、モンスターである事を再確認しました。
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アメリカ軍が韓国に援軍を送り、北朝鮮と闘っている時、
韓国の田舎で留守を守る年寄りや女達は、働き手が無いので、
逃げて来た北朝鮮の男達を匿い、その代わりに畑仕事をさせて、
夜は皆で酒盛りをしていたのです。
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80人の村人に、150人の北朝鮮の男達が、あちこちの家の地下室に隠れていたのです。
同じ国同士の物が、北と南に引き裂かれて、心の底から憎しみ会う事等
出来なかったのでしょう。
この事実を知ったアメリカ兵達は、苦笑したそうです。
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そして少年は、オジさんの真実の姿を知り、お父やんの勇気と
男らしさを知って誇りに思った事でしょう。
(理由は敢えて書きません。読んで頂きたいと思うから)
母を愛し、子供を愛し、身内を愛し、仕事仲間を信じ、信頼され、
お父やんの思いの暖かさを少年は、自分の将来の姿とし、励みとして
生きて来た事でしょう。
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   「銀の匙」   中勘助  岩波文庫

以前読んだ本に書かれていたこの本を、何時か読んでみたいと
思っていましたら、先日本屋さんで見つけて、迷わず購入しました。

主人公(中勘助自身)は、難産で生まれひ弱で、母親も身体が弱く
伯母さんの手に依って育てられました。
この伯母さんが大した人で、日本古来の話も上手く、子供遊びも上手で、
聞かせてくれた話の中でも、「千本桜の初音の鼓」の話は、
身に詰まされて、何時迄も思い出されて涙がこぼれたのでした。
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「銀の匙」とは、子供の頃から病弱で、薬ばかし飲まされていたので、
飲みやすい様にと伯母さんが、何処からか持って来たのです。
身体が弱いので、近所の男の子とは遊ばず、
何時も可愛らしい綺麗な女の子とばかり遊び、
情も細やかに、深く親しんでいました。
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自然に対する感情の豊かさ、その表現の的確で美しい事に
私は溜め息ばかり吐いていました。
日本の四季の移ろい、鳥や花や空、川・・・
その全ての造形に涙し、立ち尽くす少年の後ろ姿を抱きしめて、
心の奥深くに仕舞い込んでおきたい気持です。
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何かの折に閉まった扉の隙間から、日が射す様に艶やかに
躍り出て来て、私を喜ばしてくれるでしょう。

何と言う日本語の美しさ。
語る表現の新しさ奇抜さ、若き日の夏目漱石が感嘆したと聞けば、
さもありなんと思い、両の手のひらに其れを挟み、
その豊かさを自分の中に宿したいと念じました。(笑



ボタンの花は、2年前に深大寺にて買いましたが、去年は咲かなかったと思います。
今年は見事に開きました。
山芍薬も咲きました。これも深大寺にてもとめました。
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                        (4/17撮影)

(その後・・・・)
牡丹は「触れなば、落ちん」風情でしたので、本日(5/3)
花がらを摘み取り、来年の花が又美しく咲く様にお願いし、
少し感謝の肥料を与えました。
「ありがとう」
# by magic-days | 2012-05-02 20:45
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久我山に買い物に行って、駅の本屋さんに寄ろうと2階に上がったら、
横のギャラリーで何かやっている様だったので、
覗いて見ると何と、以前NHKグランドと王子製紙、国立印刷局の
グランドが優先整備となり、いずれ都立高井戸公園となる計画があると言う。

そしてこの公園と井の頭公園を結ぶ、神田川と玉川上水を
取り巻く10キロのグリーンベルトを利用して、
「パークウエイ構想」成る物に向かって動き出そうとしている。
(玉川上水にて)
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私はこれに是非井の頭池の外来魚捕獲絶滅計画を
加えて欲しいとお願いし、ボランティアの不足を何とか若い方に
穴埋めして欲しい物だと訴えると、
それは、何処も同じ悩みですと言われた。(笑
「来れ若人、大志を抱け」とは行かない物だろうか?
(神田川のカルガモ)
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入り口横に見た様な写真が貼ってあったので、
ヒョイと見ると「かんさつ会の活動」の紹介がしてあった。
此処になぜ外来魚捕獲の紹介写真が無いのか疑問だ。(私だけかな?)
しかし、これが実現したらどんなに嬉しいだろう。
(井の頭公園・シャガ)
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1部大切な玉川上水の緑道が、自動車道になってしまうのは、
誠に残念だけど、其れを物ともせずに夢を描いてくれる方々が
いらっしゃるのに、大きな希望が産まれた気がします。

この展示会は29日迄です。
詳しくは、左リンク欄の「久我山緑の散歩道」をクリックして下さい。
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4月18日外来魚捕獲
(ヌマチチブ)
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この日は産卵箇所が2カ所ありました。
手釣りが上手いtakeさんが、今期初めて大きなバスを釣り上げました。
(バス)
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ヌマチチブが産卵箇所で網に入って来ました。
これは写真を撮って、池に返します。

4月25日外来魚捕獲

農大の学生が野外活動に来ていたので、産卵場所での卵捕獲を
見てもらいました。
若い方にこういう活動が為されている事を、知って頂きたいです。
この日はtakeさんが大きなギルをつりました。
(ギル)
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私は今期初めてオダアミを引き上げました。
未だ入っていない網が多いですが、大きなバスが1匹
掛かっていました。
(バス)
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この日1番大きなバスだったそうです。

ソロソロ水温も上がって来れば、魚達も活動を始めるので、
今少ないと言えど、油断は出来ません。

久我山駅周辺にツバメが帰って来ました。
冷たい雨の日もありますが、ツバメが飛来すればもうすぐ初夏ですね。
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先日神田川で鳩のツーショット。
鳥の世界は、ただ今巣作り真っただ中!
勿論ツバメさん達も子づくりに帰って来たのです。
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生命の躍動を感じる季節です。
木々も雨の恵みを受けて、新しい枝に芽を付けます。

井の頭「自然観察の部屋」の「自然の出来ごと」
オシドリとカイツブリのカップルが、綺麗な写真と共に更新されています。
是非ご覧下さい。
# by magic-days | 2012-04-26 23:26
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