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先日(2/20)久し振りに寺町で、そぞろ歩きを楽しみました。
まだ、ちょっと足下が心細い感じでしたが、
歩いているうちに、その感覚も薄らいで行きました。
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高源院の弁天池の水が、柔らかな日差しを受けて、
暖かな温度を放っている。
土の中から春はやって来るのだと改めて感じる。
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思えばこの冬は長く厳しかった。
地球の軸が傾いたのかと思う程、あちこちで地震が起こり、
暗いニュースが紙面を埋める。
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何事も起こらぬ事の幸せを、思い知った冬でした。
それでもその中に居て、私はこの与えられた時間を、
ただ読書に明け暮れ、不安から逃れ、紛らせていたのでした。
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去年から今年にかけて出された新刊は、
接し方は違っていても、東北の震災の悲劇に触れています。
(メジロ)
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多くの方は悪戯に事を大きくせず、幸せとは何かを
改めて知る機会で有り、今までと違った価値観を得て、
暮らす事を促しています。
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近くの大きな梅の木の枝先が、明るく膨らんで見えます。
この辺で1番に咲く梅の木です。
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傍まで行って見ると、2、3分咲きと言う所でしょうか?
此処は私有地なので、囲いの中に入れませんが、仄かに花の香りが
風に乗って漂って来ます。
(オナガ)
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鳥の声も心無しか、明るく澄み切った声で、
春の到来を告げている様に思います。
やっと春が来てくれた。
こんな嬉しい事はありません。
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by magic-days | 2012-02-24 14:26
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今年こそは、お雛様をお飾りしなければと思っていたのに、
寝込んでしまって、やっと先日押し入れの奥から明るい部屋に
運び出しました。
猫ちゃんと同居する様になって、特に私達のする事に興味津々の
azuちゃんが来てから、1度も出してあげられませんでした。
でも今年は、azuちゃんの為にもお雛様を飾りましょうと思っていました。
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上の娘が生まれた時に姑が贈ってくれた可愛いお雛様です。
azuちゃんもきっと喜んでくれる事でしょう。
一緒に並んで見たかったけど、azuちゃんはきっと自分の塒に、
銜えて持って行った事でしょうから、実現は出来ませんでした。
お雛様が据えられたリビングは、何だかほんわかと明るくなりました。
「娘は1年中飾っておこうよ。」と言ってます。(笑
(餌を持つシジュウカラ)
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元気になって次にした事は、初めての味噌の仕込みです。
友人が勧めてくれて、材料だけ揃えて寝込んでしまいました。
その時仕込んでも遅かったのじゃないかな?
それが又大幅に遅れてしまいました。
大丈夫なのでしょうか?(苦笑
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煮大豆  2キロ
糀    1キロ
塩    400グラム
以上を大きなビニールに入れ、口を堅く止めて材料を良く混ぜ合わせます。
混ざったら、水250CCを入れて、口を閉じて手や足で大豆の粒を潰します。
大体30分位掛かります。
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6〜7Lの瓶か木桶又はタッパーに、潰した物をきついおにぎりを
作り綺麗にキッチリと並べて入れ、1段目が終わったらおにぎりの隙間を無くす程
押さえて、次の段にいく。
そうやって全てを詰めて、表面を平らにしてラップを敷き、
空気を抜きます。
1,5リットル程の重し(ビニールを2重にして水を入れたので可)を乗せる。
取りあえずは、此処までして1ヶ月毎に、カビがが発生してないか調べるそうです。
生えていたら取り去り、そこに塩を振りかけ密閉します。
暑くなる前に、味噌全体をかき混ぜ、上下を入れ替えて再び密閉。
食べごろは、9月頃くらいだそうですが、一寸自信はありません。
又その都度経過報告させて頂きます。

「大地」の味噌作りに参加された方のレポートが
こちらにアップされています。


自然観察会が更新しています。
かいつぶりのカップルが誕生か?
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by magic-days | 2012-02-19 21:22
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2月11日の朝日の東京版に、
「井の頭池を『天日干し』」と言う見出しで、
池の水を抜いて1ヶ月天日干しする「かいぼり」が、
計画されている事。
その為の近隣者達の合意を得る為のシンポジウムが
2月18日行われる事が、大きく取り上げられていた。
かんさつ会が、1つの目標として来た「かいぼり」が
とうとう実現する。
(ゴイサギ)
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これによって、外来魚駆除、ヘドロ除去、水草植栽が行われ、
開園100周年までに、かつての澄んだ水を取り戻す事が出来る。
皆様、長年の運動が実を結び良かったですね!
おめでとうございます!
(メジロ)
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さて私と言えば、何年振りかで寝込んで、やっと昨日頃からお腹の調子も
体力も戻り、吉祥寺まで買い物に出掛けられる様に成りました。
2/4の自彊術を終えて、帰宅して今まで堪えていた物が、
身体の中から吹き出してしまった。
下痢と嘔吐が同時だった。(苦笑
(メジロのオシッコは可愛い!)
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最近何か胸につかえた様な、流れがスムーズに行っていないなぁと
気が付いていたのだが、その内に治るだろうと思っていた。
しかし、それがそうはいかなかった。
土曜日の午後は病院も閉まってしまっている。

娘が直ぐに吉祥寺の東西薬局に行ってくれた。
私の症状を説明して、頂いて来た薬は、
(ジョウビタキ・♂)
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勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
    感冒、暑さに依る食欲不振、急性胃腸炎、
    下痢、全身倦怠
天津感冒片(てんしんかんぼうへん)
    風邪に依る喉の痛み、口の乾き、咳、頭痛

天津感冒片は、インフルエンザに効くと聞いていたので、
この季節には買い置いている。
39.2度あった熱が一晩で37度台に落ちついた。
こういう薬は、服用が早ければよく効く。
(ツグミ)
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しかし平熱(私の場合35.3度)には中々ならず、
食欲が全く無かった。
私は血糖値を下げる薬の服用を加減した。
低血糖を避ける為です。
こう言う時持病があると言う事は、不安です。
今回は随分娘に助けられました。
ありがとう・・・・
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by magic-days | 2012-02-16 13:52
(ダイサギ)
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       「わたしの普段着」  吉村昭  新潮文庫

先日津村節子さんが書かれた、ご主人様(吉村昭)の闘病記
「紅梅」を読んで感動しましたが、
それは吉村昭と言う素晴らしい被写体があったればこそではないか?
確かに津村節子さんは芥川賞作家であるから、素晴らしい作家である。
だからこそ、モデルも書き手も申し分無い相手を得た本であった訳です。

私はその後、吉村昭と言う作家はどの様な人だろうと、思いは募るばかり。(笑
その思いから選んだ本は「わたしの普段着」
近所のお寿司屋さんとの付き合い、家出娘との縁。
取材旅行先での誤解や、人情味溢れる土地の店主との付き合い。
(カルガモ)
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戦争ものや歴史ものを書くに当たっての資料集めの徹底した収集は
定評があったようです。
自費で取材旅行に出掛ける事も多く、奥様から旅費を
出して頂く事もあったと記してある。

「黒船」と言う本を書いた時、主人公の美しい妻の墓が、下北半島の徳玄寺だと知って、
早春の頃訪れると、墓地は雪に覆われ、頂きに冠を頂いた様に白い雪が
乗っていた。
その佇まいに引かれて、吉村昭は北国にお墓を買っていた。
雪の中は暖かく、春が来ると墓の周りから雪が解け、
やがて碑面が解けた水で洗われた様に、現れるそうです。
吉村昭は今雪に優しく覆われて、安らかに眠られている事でしょう。

(ジョウビタキ)
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     「三年坂」  伊集院 静    講談社文庫
この本の有り難い事は、新装版で字が大きく
行間もゆったり取ってある事です。(笑
何年か前に「宙ぶらん」と言う本を読んで、何か満たされない気持が
残っていましたが、今回の本も短編集ではあるが、5つの短編は、
どれも秀作であると思います。

清らかで詩情豊かであり、人間の奥深い所まで到達する様な、
人生模様を感じます。
(メジロ)
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私は「チヌの月」に惹かれました。
老釣り師と「チヌ」と言うイシダイに似た魚のやりとりが、
実に魚釣りのしぶとさと、性までも感じさせる所に書き手の才の高さを
知らされます。
次は長編を読まさせて頂きます。
好きな作家が、増えて行く事が嬉しくて仕方ありません。
そしてこう言う時間を今与えられて幸せです。
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by magic-days | 2012-02-13 20:01
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      「下山の思想」     五木寛之    幻冬社新書
「いま、未曾有の時代がはじまろうとしている。」で始まるこの本の
目次を見ると、
     下山しながらみえるもの。
     新しい物差しをもって。
     第二の敗戦を生きる。
     当たり前を変える時。
     黒でもなく白でもなく。
こう言う見出しが、目に付く。
五木寛之は言っている。
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『私達は、既にこの国がそして世界が病んで居り、急激に崩壊へと向かいつつ
 あることを肌で感じている。
 それを知らないふりをして暮らしている。
 感じないふりをして日々送っている。』

心の奥底で恐れていて、口に出すと恐いことが起こりそうで
口を閉ざして生活している時、勇気ある人がズバリと指摘する。
その瞬間「アー、もう逃れられない!」と言う諦めと、
その恐怖を受け止めてくれる人が現れたと言う安堵感が、
同時に身体中を巡る。
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山を登るときは夢中で登る。
頂きに立ち頂点を極めた満足感に浸るのは一瞬で、
次の瞬間下山が待ち構えている。
そして今は、その下山のときであると言っている。

現在の自分の立ち位置を客観的に指摘されると、
不安が少し薄らいで行く気がする。
しかし東北震災の余震が少し間隔が納まった今、
またしても、四年以内に都市直下型地震に見舞われると報道されている。
大昔から日本民族は、何度もその洗礼を受けては立ち直って来た。
しかし・・・・今回は如何に!
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   「異国のおじさんを伴う」   森絵都   文芸春秋

この方の作品は丁度1年前「抱擁、あるいは ライスには塩を」を読んで、
(凄い勘違いをしてました。この本は江國香織さんの本でした。)
機会が有ったら、もう1度何か読んでみたい物だと思っていました。

10の短編小説から成り立っていて、どの話も不思議で読んだ後
「ポカン!」と西日が射す居間に置き去りにされた様な
謂れの無い思いにとらわれてしまいます。
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中でも7番目の「ラストシーン」は、一気に読んでしまった。
映画「検察側の証人」を、飛行機の中で見ていたキューバに帰る
男性が、急に映画が消えたと言って騒いだ所から、
周りを巻き込んで話は進んで行く。
この映画を観た事がお有りの方ならお分かりになるでしょうが、
ラストのその又ラストを見ずして、この映画はThe endとは成らない。
飛行機が着陸状態に成ったので、仕方ない事だと、キューバに帰って
DVDで見ればいいと皆は同情しながらも、席に戻ろうとする。
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その男性は、
「僕は仕事で今回初めてキューバを離れて、今仕事を終え帰れば
二度外国へ行く事等ないだろう。
DVD等殆どの家に無いし、勿論ウチにも有りません。
映画館が有ってもビリー・ワイルダーの作品が
上映される事はありません。」
この男性は、二度とラストのその又ラストを見る事は永遠にないのです。
隣に座っていた僕(主人公)は、観光でキューバに行く所だった。
だか訪問するその国の事を、何も知っちゃ居なかった事に愕然とする。
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表題の「異国のおじさんを伴う」は、最後の短編ですが、
幾ら考えても分からない。
この人らしい世にも不思議な話なのだろうか?
それともこの方の体験なのだろうか?
その分からない所が魅力なのかも知れない。
     
    「検察側の証人」
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by magic-days | 2012-02-02 17:02
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