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              がんばろう  日本
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優しい音」 作 三輪裕子  絵 せきね ゆき   小峰書店

皆さんは、「ヤングアダルト出版会」と言うのをご存知ですか?
先日商店街にある何時もの本屋さんに行ったら、
ある一角にその出版会が出した本が並んでいました。
13歳から16歳くらい迄の所謂「若い大人」の為の読み物です。
迷いの多いこの年頃に、本を読んで自分を見つめる事は、
煮詰まった思いを、クールダウンしてくれると思う。

これは、良い考えだなぁと思いながら見ていると、
娘が「紅蓮さんの本があったよ!」と言うので、
吃驚しました。
しかしよく考えてみれば、在って当たり前だと思いました。
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私は迷わず購入しました。
中学3年生の女の子が主人公です。
「優しい音」と言うのは、携帯のメールの呼び出し音の事です。
確かにメールの呼び出し音は、優しい音です。
しかしそれだけでなく、この女の子には特別優しく聞こえるのです。

高校受験をひかえて、孤独に成りがちな生徒達が、
どうやって切り抜け、卒業式を迎えたか?
作者は、理想型を提示しています。
「こういう解決方法もあるのよ。」と、
そしてそれは、作者の願いでもあります。
この時期を上手く乗り越えて行く事により、
子供は少し大人になって行くのでしょう。
感動的な終わり方でした。
その他三輪裕子さんの作品感想
「最後の夏休み」baa≈tyannto「バアちゃんと とびっきりな3日間」
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峠うどん物語」上  作 重松 清  講談社

この方の作品の評判は、知っては居ましたが、
読む機会が無く今回やっと実現しました。
偶然でしたが、この物語の主人公も中学3年生の女の子です。
そしてこの子は、学校の勉強より祖父母が経営する「峠うどん」で
アルバイトしながら、祖父母の含蓄の籠った1言に学び、
仕事に対する姿勢に感銘を受けるのです。
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世の中には、色んな考えを持つ人がいる。
色んな思いを抱いて生きてる人がいる。
今分からなくとも、そう言う人がいると言う事を知って
驚き戸惑ってる主人公が可愛い。
そしてこのうどん屋が葬儀場の前に在る為、
否応無く、人は何時かは死ぬ物だと言う事を知ってしまう。
下巻でどう言う風に成長して行くか楽しみです。
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「ムーミン谷の彗星」  トーベ・ヤンソン  下村 隆一/訳  講談社

この本が書かれたのは、1番最初なのですが、どう言う訳か1968年に
第7回の配本として世に出ました。
作者がそれだけ、何度も熟慮して出版が遅れた思い入れ深い本だと思います。
この本を読んで初めて、ムーミン谷に住む人々の相関図が、
私の頭の中で描く事が出来ました。
昔私達も「彗星が地球に向かって接近して来た!」と
騒いだ事が在りませんでした?
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ムーミントロール達は、どうしたでしょう?
大事な人たちと出会いながら、冒険を続けて行く
ムーミントロールは、何時も一生懸命で本当に可愛いです。(笑


写真のトンボは、アキアカネだと思うのですが・・・
そして最後のは、雌だと思います。
ちょっと小型だけで、全く同じ形のナツアカネがいます。
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by magic-days | 2011-09-24 20:34
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今年の仲秋の月は、お天気に恵まれ美しかったですね。
私はこの日早めの夕食を済ませて、玉川上水を下って久我山駅方面に
向かって歩いていました。
岩崎橋の手前に来た時、岩崎公園の森の中に
赤い大きな風船が、木の間から透けて見えて
不思議な瞬間でした。
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その赤い物は、お月様だったのです。
こんなに早くお月様が登っていらっしゃるんだと思い、
意外な気持でした。
登っていらっしゃるのを、見ていたかったのですが
駅前に買い物があって、お店が閉まらないうちに
坂を下らなくちゃいけないので、心を残して
左に曲がりました。
(東京タワーと六本木ヒルズ)
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この日は満月だと思って、心待ちにしていたので、
登り始めたお月様の姿にお会い出来たのは、
幸運でした。
用事を済ませて、帰路で眺めたお月様は
天上で煌煌と輝いていらっしゃいました。
赤い月の事を詠った俳句があります。
    
    あかあかや あかあかあかや 
     
       あかあかや あかあかあかや あかあかや月
(葛の花)
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明恵と言うお坊さまが詠まれた句です。
白州正子さんが、度々取り上げていた方です。

次の日の月は、十六夜の月と言います。
私が撮った写真は実はこの日のお月様です。
十六夜の月は、十五夜の月の出の時間より30分遅く登ります。
それが、今出ようか?
もう少し後にしようかと、迷っていらっしゃるようで、
ためらっている月。と言う意味がある様です。
(ナガサキアゲハ)
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ついでに申しますと前日の月は、待宵の月と言うそうです。
どの言葉も素敵だなあと思います。
十五夜を詠った句は、沢山ありますが、
やはりこの句が、直ぐに思い出されます。

      月々に月見る月は多けれど

(ツルボ)          月見る月はこの月の月 
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「十六夜日記」と言うのがあります。
これを書かれた方は、藤原の為家の側室で阿仏尼と言う方です。
この方が60歳の時に、今で言う所の遺産相続の問題を抱えて、
京都からその頃の政治の中心地鎌倉迄、息子を京都に置いて
旅されたのです。
その頃の60歳の女性は、今で言う超高齢ですよね。
(クマバチ)
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鎌倉に着く迄の紀行文と訴訟の様子を書かれた日記ですが、
訴訟は思いに任せず、道途中で亡くなられた様です。
この日記が10月16日に書き始められた事に因んで、
「十六夜日記」と後に名付けられた様です。
この日記は、息子の事を思う母性の日記とも言われます。

月を眺めていると、何となく心淋しく成ったり、
胸が忙しくなり、狂気を感じる事もあります。
月とは不思議な星ですね。



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写真左は、レモングラスとアボガド。
右は、大根をいちょう切りにして半日干して、
醤油、ごま油、黒酢、赤唐辛子に漬けました。
ハリハリとして美味しいです。

「漬けるおかず便利帳」には、この他にも便利で
安全な保存食が載っています。
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by magic-days | 2011-09-17 14:02
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先日早川修さんの夏恒例の個展&おしゃべり会に行って来ました。
修さんは京都在住のアーティストですが、1年に1回上京されて
神保町のすずらん通り「檜画廊」で個展を開いています。
すっかりこの通りでは、お馴染みさんになられた様です。

素敵な版画とそこに擦り込まれた魂は、
駄洒落が酷い題名で、バランスを取ってあるようで、
そう言う所にもこの方の気のいい性格が出ていて、
何時もほのぼのとした気持ちに成る。
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随分長い間お持たせの兎饅頭を頬ばりながら、
おちゃらけから、国事に(?)関する話題迄、
しんみりしながら、あるいは爆笑混じりで東女と京男が
語り合いました。
会期は土曜日迄ですので、「ちょっと、さむさんと話してみたい!」と
思われる方は、ご来店下さい。
(ヒメアカタテハ)
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さむさんとお別れして、駅に向かう途中で行きがけに気に成っていた
ジャズ喫茶「ビック・ボウイ」に入ってみました。
扉を開けた途端「こんにちは!」と威勢の良いお出迎えを受けました。
ブラック・スーツに身を包んだ素敵なおじ様でした。
店内はレコードが所狭しと置かれ、音楽雑誌が並べられていました。

娘が興味を示して「本読んでも良いですか?」の問いに、
凄く嬉しそうに微笑んでくれました。
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取った本を見て、又又嬉しそうに
マイルス・デイビス好きなの?」の問いに
娘は吃驚しながら、「ちょっと興味が・・・」と小さい声で答えると、
おじさん水を得た魚の様に、「この人はね・・・・・」で始まり、
初期と中期と晩年のレコードを選んでかけてくれました。
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そんなに広い店ではないので、トランペットの音がクラブで吹かれている様に
臨場感があり、その都度出されたレーコードに対するその当時の
批評等も話してくれました。
彼は常に守りの音楽でなく、攻めの音楽で時代に応じて
試みたい音調を正直に出していた人らしい。
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こう言う所はさむさんにも似ているなぁと思いました。
と言うか私はそう言う人が好きなのですね、きっと!(笑
コーヒ1杯で、楽しい音楽講座と音楽その物を堪能しました。
又是非伺いたいです!

そして、私が久し振りに頼んでいたCDが届きました。
これも素敵なCDで、実は映画「サルサ」が好きで、たまらなく成って
サントラ版を中古ですが手に入れました。
こういう曲は実は真夏より、夏を惜しみながら今頃聞くのが
好きなのです。
「そろそろ頑張って動かなくっちゃ!」
そういう気持を後押ししてくれます。
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いよいよ「芸術の秋」到来です。


檜画廊

9/10迄   11:00〜6:30(但し最終日は5:00迄)
TEL 03-3291-9364
最寄り駅  JRお茶の水(水道橋口) 地下鉄三田線、新宿線、半蔵門線の神保町駅



この日カメラを持って行くのを忘れて、
神保町の古書街の写真が、撮れませんでした。
残念です!
又の機会に撮って来ます。


写真の花は百日草です。
近くの三鷹市「花と緑の広場」
今百日草が満開です。
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by magic-days | 2011-09-08 10:40
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震災から半年を迎えようとして、やっと本を落ち着いて
読める心境に成りました。
東北では、まだまだ生活が始められない方も
いらっしゃるだろうから、
日に日に戻って来る以前の生活を有り難いと思う。

多分本は7月頃から、少しづつ読み始めました。
(ハクセキレイ・成鳥)
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雨の降る日は 考える日にしよう」    柳田邦男    平凡社

本の帯にこう記してある。
「絵本は大人にとって人生の心の友。
     生きる上で
 本当に大切なものを気付かせてくれる。」
その通りだと思います。
柳田邦男さんが薦める44冊の絵本が納まっています。
私が読んだ絵本もあり、又これは読んで見たいと思う本があり、
私にとって絵本の手引書です。
(ヘクソカズラ)
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私は絵本を買う時、やはり絵を見て、それから筋書きを読んでみる。
だから絵が気に入らなければ、私は本屋の本棚に返してしまうだろう。
ある絵本の推薦文に、書いてあった事が何時迄も残っている。
「深い深い悲しみの山のかなたでこそ、
 何かほんとうに大事なものをつかめるかもしれない。」
この言葉が次に読む本で納得させてくれた。
(オナガ)
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ムーミン谷の夏まつり」    ヤンソン 下村隆一/訳   講談社文庫

この本を今この時期に読めた事は、何方かのお引き合わせの様な気がします。
ムーミンが住むムーミン谷が、火山の噴火と大水に遭い、
家を失いムーミンは、家族ともバラバラになってしまいます。
ムーミン谷の人々もそれぞれに、避難して行きました。
ムーミンの家族の人々は、どんな事にあっても後を振り返らず、
前を向いて、何か面白い事を見付けて楽しく暮らす事を考えます。
どんな時も、自分たちだけの幸せを考えず、皆で幸せに成りたいと
思うのです。
(オナガ)
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話は長く成りますが、結局苦難の末に皆は会えて、
ムーミン谷に帰れたのです。
そしてこう書いてありました。

「谷間が海になってしまっていた間に、
 新しく前よりも良い場所を、見つけた人もあったでしょう。
 けれど、それでももとの場所のほうが、
 みんなすきなのでした。」
福島の皆様もそうなのでしょう。
いつか、ムーミン達の様に彼の地に
戻れます様に!
そして、もう1冊ムーミンの本です。
(コリウス)
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「ムーミン谷の冬」   ヤンソン  山室 静/訳   講談社文庫

ムーミンとは何でしょう?
見た姿はカバの様ですけど、私にも分かりません。
ムーミン1族は、熊の様に冬眠します。
ところがこの年、ムーミンは春が来る前に目が覚めてしまいます。
ムーミンパパもママも、ぐっすり眠っていて
起きてくれそうにありません。
外に出たムーミンは、初めて雪景色を見ます。
何もかにもが驚きでした。
ムーミンは色んな体験をし、春を迎えます。
彼は冬の間に成長していたのです。
(ボタンヅル)
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それは、最後のほうで、ガールフレンドのスノークのお嬢さんが、
クロッカスの若芽を見て、
「未だ夜中は寒いから、ガラスをおいてあげましょう。」と言うのに
「そんな事だめさ。自分の力で、のびさせてやるのがいいんだよ。
 少しは苦しい事にあうほうが、しっかりすると、僕は思うな」と
諭すムーミンの言葉で分かります。
子供のとき読んでも、親になって読んでも、
その時その時の時代の悩みに答えてくれる本です。
(セージと虫)
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おおきなかぶ、むずかしいアボカド」  村上春樹/文 大橋歩/画  マガジンハウス

これは、村上春樹さんがあのむずかしい(笑)長編3部作を書き上げて、
一休みの思いで久し振りに「アンアン」に連載されたエッセイ
「村上ラヂオ2」を1冊の本に纏められものです。
大橋歩さんの挿絵が、村上さんの恍けた味にいい具合に
間の手を入れて、良いご本に成りました。
(ヤブラン)
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でもね、春樹さんも久し振りのエッセイだったからでしょうか、
調子が最初のほうは出てないですね。
でも途中から断然エンジンがかかって、
本来の春樹さんらしい面白い話が出て来ました。
ただこの題の意味が分からないのですが、おおきなカブは民話からだと思いますが、
むずかしいアボカドがねぇ??(笑



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「自然観察の部屋」が更新しています。
今回はアブラコウモリのお話です。
写真が載っていますが、美しいコウモリです。
是非ご覧下さい。

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第76回かんさつ会が9月18日にあります。
今回は「秋の虫」です。ご参加をお待ちして居ります。
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by magic-days | 2011-09-02 23:09
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