「心の侭に」
(コサギ・11/4・玉川上水)
私は、時々口癖の様に「真面目にやっていれば・・・・」と言い、
後は心の中で願う様に「いつか望みは叶う」と続ける。
子供にも、投げ出したく成ってるなぁと思うと
そう言って来た。
だけど、子供は最近「本当にそうかなぁ〜?」と言う。
本当にそうだろうかと、私自身もふと迷う時に
言われると本当に辛い。
そしてそれに追い討ちをかける様に、ブログ友に辛い時が
来てると知ると、
私を支えて来た物が、グラッと揺らぐ。
若い時は、「還暦過ぎたら悠々自適に好きな事をして暮らそう!
楽しい年金暮らし!」なんて、暢気に言っていたけど・・・
経済面はいい。
それは何とでも成る事だから、
だけど、心穏やかな日なんて、終わりは無いんだと
思わざるを得ない。
少し分かっていたけど・・・
幾ら頑張っても時間をかけないと結果がでない事や、
その結果も黒か白か何の保証も無い。
疲れているのだろうか?
こんな事を考えるときは・・・
何時もなら前向きに考えられるのだが、
何年かに1回必ずと言っていい程訪れる。
言い様の無い不安。
昨夜気まぐれさんのブログを覗くと、連れ合いを亡くした
アオクビアヒルが、今も1人で立ち尽くしてる写真が載っていた。
涙が出て止まらなかった。
アオクビアヒルさんは、きっともう白いアヒルさんの事は
覚えてないでしょう?
でもきっと、此処に立つと暫く動けないのかも知れない。
何かがきっと引き止めているのだ。
「心の侭に・・・」とは、きっとそう言う事なのかも知れない。
思い直して、朝早く夏前に掘り起こしたアネモネと
ヒヤシンスの球根を土に帰す。
春に又明るい顔を開いて欲しい。
by magic-days
| 2008-11-06 09:18