「怪談」−1964−

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相変わらず暑い日だが、もの凄い猛暑を経験した後だからか、
何となく「楽に成って来た。」とか思い、この侭ダラダラ坂を下るように
涼しく成るのではないか?とか勘違いしてしまいそうである。

もうすぐお盆を迎えると言う頃になると、
必ず何本かテレビで怪談をやってくれる。

先日、小泉八雲の短編を4部作のオムニバス形式にした怪談(1964) - goo 映画
を見ました。
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私が19か20の頃の映画です。
(洋画では『マイ・フェア・レディ]が次の年に放映されたと思います。)

この頃の日本映画は素敵でした。
色彩も音楽も役者も超1流です!
新珠三千代(黒髪)の美しい事、岸恵子(雪女)の慈愛に満ちた笑顔。
そして後半の何と恐ろしい顔!
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これは、やっぱり美しい人でなくては、恐ろしい怪談にはならないと
思いました。

「耳無し芳一」は重厚で、源平合戦の場面等も思わず引き込まれて行きます。
スケールのデカサでは、黒澤明監督の「乱」等を思い出すが、
出来の点では、数倍もこちらの方が上であると思います。

これは、私の個人的な思いであるから、聞き流して下さい。(笑
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最後は「茶碗の中」という、ちょっと風刺がかったシャレの利いた
話で、オチを楽しむ趣向です。

この時代だから出来た贅沢さ。
そしてこの時代の役者の厚みから選び出された俳優陣だから
40年経っても褪せない新しさを放っている。

今これだけの映画を作り出すのは難しいだろうと
思います。

良い映画、心安らぐ映画はいっぱい放映されているけど・・・

制作側に「にんじんクラブ」の名があって、懐かしかったです。
「にんじんクラブ」は、確かこの時代のビック・スターである
有馬稲子、久我美子、岸恵子が3人で作った映画製作会社だったと
思います。
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by magic-days | 2008-08-12 20:02
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