「もうろくの詩」

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本屋さんで表紙に一目惚れして購入した森毅の「もうろくの詩」は、
何と言うか最後まで、もっと数学を勉強しておけば良かったと言う
思いで終始した。
但し、救いだったのはこの本が数学の専門書でない事だ。

高齢者となってどう生きて行くかが、それとなくはっきりと
書いてある。
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たった1つでも、1流となる物を持っている人の話でさえ、
専門分野以外の意見を聞いても何故か納得させられる。

多分色んな分野で、頂上を目指して歩いている人は、同じ様な問題にぶつかり、
それを苦労して超えて来たからであろう。
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この本の中で「多様性の時代だからこそ、バランス感覚が求められる。」と
幾度となく書いている。

この方が言ってる事と私の思ってる事は、私の勘違いで
違う事かも知れないが、私には同じに思える。(レベルの落差はある。
それは、仕方ないではないですか!)
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数学が好きで得意な方がお読みに成ったら、
そりゃ私が感じた数倍も面白く感じられる事だろうと思う。

私は、この方の事は余り知らない。
しかし読んでいれば凄い人なんだと分かる。
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この方の学生時代の話が良く出てくる。
会えばディスカッションで時間を忘れ、何かを思いつけば
「会って意見を聞きたい!」「思いつきを驚かせたい!」と
会いに行く。
何と言う幸せな時代。
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こう言う青春を過ごして来た人は、老いても頭は柔らかで
書かれてる事が読んでいても、理解は出来なくても
楽しくて仕方が無い。

珈琲1杯オーダーしては話して、又珈琲1杯オーダーして・・・・
そんな事を繰り返して1日が終わる。
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「あー、なんて幸せ!」
この本を読みながら、私はこの方の前で直に話を聞いている様な
そんな幸せを感じました。
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by magic-days | 2008-08-08 21:08
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