善福寺公園まで・・
「西荻窪のアンティークを見に行かない?」とお声を掛けて下さっただけで、
私も詳しい事を聞かずに出て来ましたので、
予備知識0で歩いておりますが、長い付き合いだから
お互いの価値観は、そんなに開きが無いから後悔等しないと思っていたが、
やはりアンティークは序曲で段々本題に入って行くと言う成り行きは、
満足満足であった。(苦笑
公園を入ると眼前に葦が池の中に高い城壁を作ってるのに圧倒される。
公園は初冬の柔らかな陽が差し、池の周りに褪せたベンチが何脚か置いてあり、
1人初老の婦人が座って池の面か、葦の中の小鳥の声に
耳を傾けてか静かに座って身動きも為さらない。
鴨が嘴を水面に浸けて、カタカタと音を立てて何か口の中に
送っている。
最近買った野鳥の本を捲るとオナガガモの雌に似ている。
そしてこれは、オナガガモの雄。やっぱり綺麗だ。
これも同じオナガガモです。
陽の入り方で随分色が違って来ます。
葦が途絶えたところで、違う種類の鴨達が井戸端会議よろしく
毛繕いしている。
高源院の鴨達には見られない風景だ。
なんだか、面白い風景を見せてもらった。
池の周りには幹が大きな木立が沢山植えられている。
小鳥の声も聞こえるが、高くて私のカメラでは捉えられない。
ここは井の頭公園と同じでわき水がこんこんと出ており、
その直ぐ傍に鴨達が寄って来て、盛んに嘴を鳴らしている。
友人が呼ぶ声がする。
その時私は珍しい鴨を見つけていたので、返事のみで動かない。(苦笑
赤い嘴が何とも言えない。
調べてみるとビロードキンクロ(気まぐれさんより「バン」とお知らせが
入る。ありがとう!)じゃないだろうか?
こんな赤い嘴を持つ鴨は他に居ない。(私の辞書では・・・不可能ばっかり!
兎に角納めて声の方に走って行く。
友人の話では、これを少し行くとバス通りに出る。
それを超えた向うが、本当に大きな池があるけど・・・
考えながら、昼食を執ってから何も飲んで無い事に気が付く。
だが周りに何も無く、兎に角熱い珈琲が飲めるとこ迄我慢しようと言う事に
そして、今日はもうこれで帰る事にしてここで荻窪行のバスを
待つ事にしてバス停に置いてある木のベンチに座って、
持って来たクッキーを分け合う。
バス通りを挟んで叉公園は続いている。
ここも公園の1部みたいなものなのだ。
座って木立の先に停まって鳴く小鳥の声に聞き入る。
「次は春だね。」と私が言うと、「そうだね。次は国立の桜を見にいこう!」と
彼女は明るく言った。
やっと次に会う約束が出来る様になった。
以前は「今度は何時だろうね?」って言ってた。
「少しづつ良くなって行くね?」と言うと苦笑していた。
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by magic-days
| 2007-11-22 16:12