鴉・哀歌
バルコニーに出るドアを押すと、凄いカラスの大合唱が聞こえて来た。
開き切って声の方を見ると隣の館の屋上に上がる階段の手摺に
何羽だろう5〜6羽?
いや、もっとだ。陰で見えて無いが声の調子だと10羽以上いる。
急いで戻りカメラを取って来る。
何かの拍子にパッと飛び上がったカラス達。
1羽だけ残っていたが、そのカラスに戻って来た1羽が
飛びかかり、すばやく飛び退いた。
逃げる。
追う。
仕掛ける。
混ざる。
混乱。
カラスの大軍は多分20羽近かった。
最後の写真はやっと大軍の最後を捉えたました。
気まぐれさんは、シャッター・スピードは1000の1秒だそうで、
望遠もかなりなので、同じ被写体を彼だったら羽の1本1本
足の爪までも捉える。
この大軍は、私の頭の上を何回か旋回して、
久我山の方へ飛んで行きました。
此所に来てカラスを見る目が変わりました。
ゴミを漁っていた恐いカラスから、自由で自立したワイルドな鳥に・・・
本来カラスとはそう言う鳥なのだと思います。
by magic-days
| 2007-11-07 14:36