夏雲
この季節空は非常に美しい。
そして浮かぶ雲も思いがけない夢をくれる。
例えばこれは、ネス湖を渡っている恐竜みたいじゃないですか!
夏の夕暮れ、目を閉じればひょいと恐竜に乗って
旅立つ私が居る。
夕暮れの空を家路を急ぐカラスを見ると、
厳つく恐ろし気な鳥が、何だか愛おしく成る。
彼等とて、子を持つ親鳥かも知れぬと思えば・・・
親と子程絶対な物は無いと思う。
それに比べて夫婦と言う物は、面白い。
付かず離れず暮している内に、兄妹の様に心が通いあい。
兄妹より親密になる。
バルコニーの隅に置いていた水鉢の底に、鳥の足で引いた様な線を
発見した。まだ水浴びの姿は見ないけど、
水を飲むキジバトを見つける。
入道雲に西日が当たり暫し見とれてしまう。
神が宿っていらっしゃるのだ。
宗教等と言うちっぽけな器の中の神でなく、
全ての人間を優しく見守る神である。
by magic-days
| 2007-08-13 21:41