藤沢周平

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「父・藤沢周平との暮し」はお嬢さんが、お父上との生活を没後書かれたものです。
お嬢さん展子さんは、生まれて直ぐお母上を亡くされ暫くは
お父上・男の手1つで育てられました。
その時期の苦労は、「たそがれ清兵衛」に反映されていそうです。

この本を読んでいると、物語の向こうに藤沢周平の生きざまやこだわりが
潜んでいる事が分かります。
展子さんが、お父上から言われた言葉で深く残っている物を書き出してありました。

『「普通が1番」
 「挨拶は基本」
 「いつも謙虚に、感謝の気持ちを忘れない」
 「謝る時は、素直に非を認めて潔く謝る」
 「派手なことは嫌い、目立つ事はしない」
 「自慢はしない」
 そして基本姿勢は、戦わずして勝つことにありました。』
これを見ると、どれも誰でも出来そうで忘れている事です。
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今再放映されている「清左エ門残日録」を見ていても
正にこの通りの主人公です。
生真面目で礼儀正しく要領が悪いが、ここと思う時は決して引けを取らない。

最近は、旦那と見ながら人生の締めくくりと言う点では、
我が身である訳で、身につまされる思いがしますが、
最後迄見ていると解決法を教えて頂いた様な気がします。
嫁さんとのやり取りは、昔を思い出して苦笑いしてしまいます。
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又大河ドラマの後(BSハイビジョンNHK)で、藤沢周平のfanの方が
1冊の本から心に残る箇所を読んでお話しされますが、
本当に深く読み取ってあるのに驚きます。(「私の藤沢周平」だったと思います。)

何気ない毎日であっても、そこに打ち込まれる杭はやがては
その人の一生を支える太い命の柱となることを教えて下さいます。
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by magic-days | 2007-08-03 12:00
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