「大人の友情」
本を読んで行く内に自分では意識して無かったのだが、前の本と凄い
関連性を見つけて驚く事があります。
以前大江健三郎さんの本に読書の仕方が書いてあって、
幾つか上げてあったが、それから心掛ける様になったのが、
気に入った作者の本を何冊か続けて読んでみる。
読んでる内に難しいと思った本は、別の場所に立て掛けて置き
又読む気が起る迄置いておく。(これが多くて困ります。
1つの本を年代を隔てて叉読んでみる。
この3つです。
今回読みたい本(白州次郎さんの本)を購入しようと思ったら、
本屋さんが前述のごとくでしたから、
前から娘の本棚の中に河合隼雄先生の「大人の友情」があり
いつか読んでみようと思っていたのをこの際借りる事にしました。
読み進む内になんと河合先生と白州正子さんは、お知り合いで
随所に正子さんが登場する。
何と言う偶然!(いや必然でしょうか?)
もし、私が先に「大人の友情」を読んでいたら、こんなに興奮しなかったでしょうし、
内容も本当には把握出来なかったでしょう。
酷い事を言えば「白州正子って何者?」です。(苦笑
なんだか私の読む本の順序が私の知らない所で
並べられていたみたいじゃないですか!
そして青山二郎さんと白州正子さんと小林秀雄さんの交友。
小林秀雄さんと中原中也さんとの関係迄も明らかにされて、
偶然にも私の抱いていた謎をこの本が暴露してくれたのです。
波に乗っていると思ぬ拾い物をしてしまう。
この本は友情に付いて書かれてある本であるが、本当に色んな事を
学び大いに貴重な知識を得る事が出来た事は感謝です。
台風に閉じ込められましたが、得る物は得たしこちらは台風の被害も余り無く、
植木鉢やバルコニーの椅子や机が転がらない様にワイヤーで結び付けたりして
防衛準備は怠り無くやっておきましたが、それほどの事は無かった様です。
各地で被害が沢山出たのを見ていましたので、何だか申し訳ない気がします。
各被害地の皆様。心よりお見舞い申し上げます。
by magic-days
| 2007-07-15 23:33