「次郎と正子」

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今日は、涼しいと言うより薄ら寒い空の色でした。
それでも暑いよりは身体に楽でゆったりと暮らせます。
最近はそんな事情からではありませんが、家で過す事が多くベランダに
いる時間も多く成りました。
根詰まりをしている鉢などを植え変えたり、枯れ葉を取り去ったりしていて
嬉しい物を発見。
それは上の写真です。

左は月下美人の花芽です。去年は1つしか咲かなかったのに今年は
3つも付いています。
ベランダの生活に慣れてくれたのかも知れません。
そして右はエンゼル・トランペットの花芽です。
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この花は、引っ越した年はいつもの様に咲いたのですが、
風が強いベランダで柔らかい葉が傷んで可哀相で低くした方が
風当たりが無くて良いだろうと鋸で上から50cm程の所を切ったら、
花を付けなく成っていたのです。
もう諦めかけていたのですが、待ってみる物ですね。
本当に嬉しい!
ちゃんと咲いてね。と手を合わせたい気分です。
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そんな細々した事の合間に白州次郎・正子御夫妻の素顔をお嬢さんの
牧山桂子さんが綴られた「次郎と正子」を読み上げる。
いやはや楽しいお話でした。そしてこれからの人生に参考にさせて頂きたいと
思いました。(主に晩年のお2人の生活振りを・・・
鶴川にある旧白州邸は、「武相荘」と次郎氏に依って命名されたそうですが、
武蔵と相模の国の間に在るのと無愛想から文字って付けられたと知り、
閃きのある方だと思いました。
お2人の愉快なエピソードが披露されていますが、どれも可笑しくて
大笑いして拝見しましたが、毎日一緒に暮らされていた桂子(かつらこ)さんに
してみれば、どんなに大変な事だったろうかと察しられます。
社会的に名の知れた方の傍で暮らす者は、どうしても自分を無にしなければ
成らない事が多い様に思います。
それを自分の使命とし、学ばさせて頂いていると言う気持ちで尽くしてくれる者が
居ない限り、御本人も良い仕事は出来ないでしょう。
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1つの逸話として正子さんが親しくしてあった京都の「佐々木」と言う
旅館のおかみさんが、小津安二郎監督が撮られた「彼岸花」のモデルであった
と書いてあり、先日読んだばかりの本の内容とクロスし時代が
どう言う背景であったか具体的に説明を受けた気がしました。

著者が外国に行く時に正子さんが「イエス」と言ったら、最後迄「イエス」で
通せ、そして「ノー」と言い出したらこれも最後迄「ノー」と教えたと聞いて
この方はこれで人生を渡り歩いて来られたのだと思いました。
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又子供を子供と思わない育て方も随分勉強になりました。
子供は、こことお臍を押さえておけば、姑息な事や習い事を教える事はいらない。
本の帯に
『「何か変だ」−幼い頃から、自分の家が
普通とは違うと感じていた・・・・。』
この1言にこの本は尽きます。(苦笑

私はこの本を読んで益々お2人が大好きになりました。
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by magic-days | 2007-07-10 19:46
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