眉山

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先日「猫の神様」と一緒に買った「眉山(びざん)」を読み終える。
これは、「さだまさし」原作で只今全国上映中の映画の題名でもあります。
私達の年代は、さだまさしさんと言えば作家では無くシンガーソングライターで
フォーク・グループ「グレープ」を発表の場として活躍してあった方と
言う方が分かりが良いかな?(笑
勿論今も主な活躍の場は「歌」であると思います。
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「精霊流し」「無縁坂」「関白宣言」等夢中で聞いた物です。
その頃のレコードが家の押し入れの戸袋の中にあります。

この方は学生時代落語研究会(オチケン)で話術も勉強された方ですから、
アルバムもライブ版の語りが入ってるのが楽しかったです。
先日久しぶりにライブを通しで放送したのを見ましたが、
相変わらず巧みな話術で、お客さんを引っぱってありました。
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グレ−プ解散後(昔の話ですが)もソロで活躍され昔の馴染み客としては
嬉しい限りです。
佐田さんは長崎出身で私は福岡でどちらも九州の港町で育ったと言う事は、
どこか子宮が同じと言うか気質が同質というのでしょうか?
こういう本は無条件で受け入れてしまいます。
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この「眉山」は徳島にある山の名前ですが、本を読まない内に
これは、女性を現わした山だな?と思いました。
娘咲子が母龍子を思う時、龍子の分身の様に現れます。
いえ、眉山を見て母を感じるのかな?

読み進んで行く内に阿波踊りの踊り子達がぐんぐん読者に向かって
迫って来る様な気がします。
そして「さだ節」も快調に勢いを増して来ます。
場面によって私は咲子になって母を思い、母になって娘達を憂い
母と娘の心の通いが本当に良く書き上げてあるなぁと思いました。
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読み進む内に余りにも「さだ節」が快調しすぎるじゃないの?と
文句も言いたくなる様な出来過ぎた所もある様に思いましたが、
そこが「さだ節」たる所以でしょう?

1人の人間の死が、心残る物を集めて束ねて行く姿が、
阿波踊りと平行して進んで行くのが憎い位小気味良く描かれています。
やっぱり、佐田さんは港の人間ですたい!!(笑

病院経営や医者と患者の立ち場など、社会問題も伏線として書かれています。
これも佐田さんの正義感の現れでしょうか?!!


写真は最後の(鴨池の2羽のひな)を除いて、
井の頭公園暮色です。
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by magic-days | 2007-06-09 23:25
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