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映画「子ぎつねヘレン」

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昨夜録画しておいた「子ぎつねヘレン」を見ながら、先日裏の農家で
買っておいた甘夏柑をジャムにしようと皮を薄切りにする。
こういう作業は何か見ながらやるとはかどるのだ。

ところが映画を見ながらするとあっという間に終わる算段だったのが、
可愛い子役とヘレン(3重苦のヘレンケラーからのネーミング)に
夢中になり手が疎かになってしまった。
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命が長くないのではと言う動物と接した時思うのが、
「この子は人間と暮らす事をどう思っているのだろうか?」と言う事だと思う。
その問いにみごとに答えてくれた映画だった。
在り来たりのごまかしでなく、心底納得が言って涙が停まらなかった。
接する物がその子を愛してその子といるのが無情の喜びであれば、
その子が例え3重苦の狐であれ、愛に答えてくれて自分も幸せだったと
言ってくれる物だと教えてくれた。
tamaさんが白血病で今にも死にそうな野良猫を引き取って、
一緒に暮らし始めて1か月になるだろうか?
医師に安楽死の選択も覚悟しておいて下さいと言われていたのに
今はそんな事はなかった様に元気にtamaさんの膝に乗って来て
甘える様になった。
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彼女もきっとこの子にとって今更飼い猫になる事が幸せだろうか?
静かに逝かせてやった方が・・・の問答がぐるぐる廻ったに違いない。
映画の中で獣医が、「助からない狐だと知った時、悪戯に生かせる事は
良くないと思ったが、ヘレンとお前を見ててそんな事無いと思ったよ。」と
言うと、男の子は「ぼくは楽しかったけど、ヘレンは辛い事ばかり・・・」と
言って泣いている場面がありました。私も勿論ぐしゃぐしゃ・・・
「お前が連れて来なかったら2〜3日で死んでいた。
でも3週間生きたじゃないか!」と言った時、最初の猫ももがやっぱり
この子は長くないと言われて、それでも3年余り生きてくれた事を思って
「そうだ!そうだ!そうだよ。ヘレンはきっと幸せだったんだよ。
その証拠に君をお母さんと認め、母を呼ぶ鳴き方で君を呼んでいたね。」
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私はラストシーンを涙を溜めた目で、笑いながら見ていた。
端から見たら随分怪しかったに違いない。(苦笑

見終わってもまだ甘夏柑は残っていた・・・・



写真は家の遅い早春の花です。上から
スイート・ヴァイオレット。春蘭。水仙。クリスマス・ローズです。
風当たりが強いので背が余り伸びず花つきも遅かったです。
それに葉が擦れ合って汚くなります。
by magic-days | 2007-03-22 21:09
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