小鳥の災難
土曜日は天気も良く暖かく風も無い穏やかな日でした。
こんな日は郊外に(ここも立派な郊外ですが・・・)出掛けようと
「高尾の冬そば」キャンペーンに行く事にしました。
駅前の駐車場はいっぱいで参道入り口の私営の駐車場(1日千円)に
いれましたが、そこの真横に目指す蕎麦や「琵琶家」は、ありました。(私どもは、お蕎麦だけです。)
お昼を大分過ぎていたのでゆっくり頂けました。
蕎麦に五月蝿い旦那も「おいしいなぁ」と満足そうでした。
高尾に来ると寄るのが直ぐ横を走る甲州街道添いにある「高尾まんじゅう」の
老舗「有喜堂」です。
蒸したてのほかほかのお饅頭が頂けるとわくわくしながら店横の茶店に
入るガラスの引き戸を引こうとした時、足元に小鳥が横向きに
ころんと横たわっていました。
「どうしたのかしら?」「死んでるのかな?」とじっと見てると
足の近くのお腹が微かに波打っていました。
「生きてるわよ!」それでもどうしたらいいか分からないでいると
お店から店員さんが出て来て、「よくね、このガラス戸にぶつかって脳しんとう
おこすのよ。」と傍に来て様子を伺っていましたが、ホイと抱えて
水鉢の所に連れて行き、水が流れてる所に嘴を近付けると
水が跳ねて小鳥の顔に掛かりました。
すると小鳥は眼を覚まし2人で「わぁー、生きてる!生きてる!」と
喜び合いました。
しかし、まだ飛ぶ元気は無く自分がどう言う状態かも分からないみたいで
ぼぉーとしているのです。
屋根の上でカラスが鳴いていましたし、ここは猫も来るとおっしゃるので
高尾山に連れて行く事になりました。
どうせ私達はそちらに行くからと言うと、途中の木の枝に掛けてくれたら
いいからとおっしゃるので、出来るだけの事はすると言うとお店から
箱を持って来てくれて、小鳥を入れてくれました。
やっと落ち着いて店内に入り珈琲とお饅頭(何と言う取り合わせ!)
を頼み店内を見回す。
以前とちっとも変わって無い。落ち着いたお店です。
昔から使われている和菓子の型です。
昔の物は木作りで温かい感じが良いなぁと思いました。
テーブルの上で箱の中の小鳥は大人しくしています。
良く見ると嘴の上下が少しずれています。
ガラス戸にぶつかった時になったのかしら?
可哀相にお山に帰ろうね。
(帰って調べたら、どうもオオヨシキリでないかと?
色はもう少し背中が鶯色なんですが、写真には出ませんでした。
箱の大きさは、18cm立方位だったと思います。)
by magic-days
| 2007-01-29 09:11