2人の女か?

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今日は1日中冷たい雨と風が家々の屋根瓦を叩いていた。
空もどんよりと深い灰色に包まれている。
ガラス戸越しに雨の町を眺めていると、昔昔夢中で読んだ
「ジェーン・エア」を思い出す。
それも子供時代酷い孤児院に入れられていた頃の場面が浮かんで来る。
この子達はどうなるんだろうと次のページを早く読みたいと夢中だった。
この本は私に色んな事を教えてくれた。
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辛く苦しい時も彼女は自立する為に勉強して家庭教師の資格を取り
孤児院を出て行く。
どのページも綺麗な空と言うイメージは無かったと思う。
いつも雲が垂れ込め暗く寒く霧が視界を塞いでいる様な重苦しい物語であった。
しかし、彼女は自分の生き方を通して愛する人と結ばれる。
華やかな恋ではないが、確かな愛を得る。
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この小説と並べられるのが「嵐が丘」である。
原作者は御存じの様に姉妹です。貧しさや荒涼とした風景は流石似てるけど
前者は慈愛であり、後者は激情である。
これが実は姉妹で無く1人の女性が書いた物だったら、
どんなに面白いでしょう。
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人間は激しさと静けさを合わせ持つものではないでしょうか?
私は自分の中に常に2面性があり、そのお蔭で平常心が
保たれているのだと思います。
悪があるから善の存在が浮かび、善があるから悪を退ける働きがある。
こんな日は、何かしら取り留めも無く考えてしまいます。
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by magic-days | 2006-12-26 23:26
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