さくら、さくら・・・
昨日(4/11)は、今年度外来魚捕獲作業の初日だった。
私は下半期は参加してないので、本当に久し振りである。
集合場所に行くと、年度始めで本業が忙しい方が多く、
半数しか集まらなかったが、嬉しい事に新人さんがいらっしてた。
未だお若いようだ。何よりである。
カイボリを控えて、若い力が集まるのは嬉しい事です。
私は半年の空白期間があるので、ちょっと不安であったが、
今日は小手始め的な日で、T代表が土管の中のギルの産卵状況を
確認している間に、私はOさんが瓢箪池のゴミ拾いに行きたいと
言う事で、私はそちらに従って行く。
瓢箪池は今は3つに仕切ってあって、真ん中が神田川に流れる水路になっていて、
右端に在来魚を保護している。
メンバーにとって、大事な生き残りの在来魚である。
先日この中に、捕っていたギルの稚魚を何も知らない人が、
戻してしまった。
私はその場に居なかったので、ショックは軽かったが、
居た方々は、どんなに失望された事か?
(オシドリ)
折角ギルから守る為に隔離していた池に、
そのギルの稚魚を投げ入れるとは!
皆様は理解して下さってると思うのだが、
まだまだなのだと、思い知らされました。
投げ入れる前に、なぜ1言声を掛けて下さらなかったかと
悔やまれてなりません。
(カルガモ)
そして左端は、多分水草が生えて来る池で、今はカルガモが水草の新芽か、
根か虫を探しているのでしょう。
どの池にも桜の花びらが浮かび、本当に綺麗です。
今日は昼から雨風だと言う予報だったし、
空は時々暗くなり雨が降ったり止んだりの落ちつかない空模様だったので、
花見客は少なく、作業は捗りました。
(オオバン)
Oさんと網を下げて、集合場所に帰り乍ら散る桜の美しさに
見惚れてしまう。
此処も私の場所である。
こんな私でも、快く迎えてくれて、昨日まで一緒でいた同士の様に
迎え入れてくれる。
私は自然環境に興味があり、在来魚や水質の今後が心配だ。
だが、ここに来ている本当の理由は、この場所でこのグループの1員として
存在出来る幸せが、私を支えてくれているからだと思う。
この場所を与えて下さり、感謝です。
(追加)
今朝(4/13)の朝日新聞朝刊の33ページに、井の頭池の鯉の存在の
難しさが載っています。
私達は、鯉はギルやバスと同じく外来魚であり、雑食魚であり、
池の為には、迎え入れたくない魚だと言う事は知っている。
しかし、知らない方が多いのでないだろうか?
既にカイボリをした池の処理経過の話も載っていた。
最後にかんさつ会代表の田中さんのコメントがあった。
「本来の池を取り戻すためにはコイは、減らした方が良い。
市民の意見を聞き乍らコイの害についても訴え、
理解を得たい。」
長い間「水鳥に餌をやらないで下さい」運動から、外来魚駆除に至まで
根気よく市民の意見を聞き、こちらの主旨を理解してもらう。
何よりも自分たちの行動で理解してもらう。
私はこのスタンスにこのグループの誇りを感じます。
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by magic-days
| 2012-04-12 15:37