「夏の日の思い出は心のゆりかご」

(カルガモ)
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「夏の日の思い出は心のゆりかご」     作 柳田邦男    平凡社
先日の「雨の振る日は考える日にしよう」に続いて、
作者が薦める51冊の絵本が紹介されています。
この方の文章は、力強いようで優しく、何ものにも影響されない確立した思いが
伝わって来ます。
今回は「心の故郷」を主題に選ばれています。
「心の故郷=愛」と言う図式が、この方の中で出来てる様に思えます。
読んでみたいと思う絵本は、幾つもありましたが1つだけご紹介させて下さい。
(ムクドリ)
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それはミヒャエル・エンデ([モモ」の作者)の文による「テディベアとどうぶつたち」です。
   主人公はアエルと名付けられたテディベアです。もう年老いてつぎはぎです。
   ある時「君はなんのために生きているの?」と尋ねられ、答えられませんでした。
   それで家の外に出て、ミツバチや白鳥、サルに尋ねます。
   それぞれに答えるべき物を持っていました。
(上の写真をトリミングしました)
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   最後にゾウに聞くと反対に「きみも、魂を持っているだろう?」と言われます。
   しかしアエルの身体には、パンヤとかウレタンしかなく、
   アエルは悲しく成ってしまいます。
   その時貧しい女の子に「私の所に来ない?」と誘われます。
   「よろこんで」と返事した時、アエルの胸の辺りがとっても暖かく成ったのです。
   女の子はアエルにキスをしました。
どんなに暖かいキスだったでしょう。私は思わずアエルに「良かったね。」と言って
抱きしめたく成りました。
作者はこう書いています。
   「何の為に生きるか?」答えは「それは、愛だ。」と・・・・
(キチョウ 秋型)
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「峠うどん物語 下」         作 重松 清    講談社
本と言う物は不思議な物です。登場人物と読者である私が、
過去に知り合った人に似た人が出て来る事があります。
又私自身である事もあります。
第7章に出てくる町医者の榎本医師は、昔子供たちがお世話になったY先生に
似てあるので、懐かしくて一気に読んでしまいました。
(十月桜?)
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この本で町医者の限界や、患者を最後迄看取れず大きな病院に、
預けなければ成らない悔しさを、初めて知りました。
榎本先生は、患者を大きな病院に渡しても、患者の容態を何時も気にかけ、
亡くなった知らせを受けると、その年の年賀状は「失礼します。」のお知らせに変わります。
(10月桜?)
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そして榎本先生は、最愛の奥さんが癌で逝く時、奥さんの希望でギリギリ迄
自分で看病して、息子さんが務める総合病院に手渡すのです。
息子さんは、そう言う父親にもう少し早く渡してくれたら、
もう少し生きられたのにと言われます。
しかし最後には息子さんにも榎本先生の気持は届くのです。
その他に峠うどん屋の店主のおじいさんとヤクザの友情等、
「峠うどん物語・下」は今回も波瀾万丈です。
(我が家の杜鵑)
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[朝鮮王朝の歴史と人物」            作   カン・ヒホン    実業之日本社
今私がのめり込んでるテレビ番組は、韓国歴史ドラマ「イ・サン」と「トンイ」です。
こんなに面白い物とは思いませんでした。
1つ困った事は、2つとも日曜日の夜ある事です。
「トンイ」はBS夜9時から、「イ・サン」は1時間おいてNHK1チャンネル11時からなのです。
(朝鮮朝顔?)
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11時から見るのは辛いですね。途中で寝てしまう事があるので、
録画しながら見ます。(笑
その上聞き慣れない役職や約束事が飲み込めない。
私みたいな人が居るのですね。この本が出た時に飛びついてしまいました。
書かれた方は、在日韓国人二世で韓流エンタメ総合誌の編集長を務めてあります。
(エンジェルストランペット)
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韓国には「朝鮮王朝実録」と言う、27代の王の時代の事件や人脈が事細かく
記録された物があります。それはその当時の王も関与出来ない事はもとより
見る事も出来なかった物だそうです。
この本を読んでトンイの息子が、イサンの物語の中で英祖と言う王様だと知りました。
歴史物語は大体史実に沿っていますが、面白く脚色されてもいます。
ですが登場人物は、実在の名前で登場しているそうです。
この本を読んで韓国歴史ドラマが100倍面白く成りました。(笑


今回?マークが多過ぎますね。
何方か花の名前ご存知の方、教えて下さい。
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by magic-days | 2011-10-29 15:23
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