「照葉樹」10号・・・みつさんお手をどうぞ
人として子として、果たさねば成らなかった事から逃げ出すと、
年月を経て目の前に、形を変えて立ちはだかる時があります。
そんな時、ツケが回って来たと人はうそぶきます。
そこで又逃げ出す様な馬鹿な事は、人生とは何たる物か
分かりかけた人間は、絶対しないでしょう。
今度こそは、真っ向から取り組んで、全うしようと
思う筈です。
神様が、2度目のチャンスを下さったのですから・・・
(シジュウカラ)
ryoさんが年2回発行される「照葉樹」が今回目出度く
10号を迎えました。
記念すべき10号に、ryoさんはどんな作品を送ってくれるだろうかと
楽しみにしていました。
読み終わった今も感動で身内が震えます。
私が何時も母に対して詫びる気持。
その思いを義母への思いで、繕おうとして来た事。
そう言う思いを話した事の無いryoさんの
作品の中で正面衝突してしまった。
(アオサギ)
母に育ててもらった恩返しをしないうちに、
先に逝った父を追うように、母は逝ってしまいました。
若い頃は親が先に逝くのは、仕方が無い事だと、
自分に納得させようと思っても、私がもう少し結婚せずに
傍に居たら等と、せんない事を思いました。
でもそれは、私の思い上がりです。
福岡には姉が嫁いでは居ましたが、2人住んでいました。
私より何倍も行動力のある姉です。
それでも、私は母の死を早めたのは、私にも責任がある事だと
結論付け、その思いを義母にあてがいました。
義母とは、馬が合うと言うのか、知らない人には本当の
親子と思われ主人はお婿さんだと思われ、
サザエさんの家状態でした。(笑
ryoさんの「みつさんお手をどうぞ」は、母への思いを義母への思いを、
乳白色の靄の隙間を割いて、思い起こさせてくれました。
(エナガ)
発行前にryoさんが、「私の好きな分野の話です。」とブログに
記してありましたが、私もそう思います。
8号の「TENDER LOVE」もそうですが、人と人の交わりの不思議、
その巡り合わせが訪れる事を、孤独に生きている人にそっと、
教えてくれているようです。
(魚を仕留めたアオサギ)
「本当の寒さはこれからだなぁ・・・」
最後の主人公の呟きは、これから越えなければいけない
ハードルの高さが伺えるけど、
きっとこの孤独な主人公の背中をそっとさすったり、
押してくれる人が、確実に出来た事を、
私は信じたいです。
私の感想は、極力粗筋は書かないようにしています。
ブログに粗筋と感想を書くと、どちらかがお座なりに成るのです。
どちらも丁寧に書く力が私にはありません、
お許し下さい。
「照葉樹」のサイトはこちらです。
追加写真2/15朝
azuは、お陰さまで少しづつ回復しています。
ありがとうございます。
感謝!
(2/12 8.556歩 2/13 5.586歩 2/14 5.809歩)
by magic-days
| 2011-02-14 22:12