兼高かおる「世界の旅」
昨日1日降っていた雪が、私が寝る頃には止んでいた。
翌日は朝日も東の空から上り、今日はお天気も回復するだろうと、
思っていたのに、高源院に向かう頃から又雪が舞い出した。
今日は本当は自彊術のお教室があるのだが、
薬が昨日で切れて、急遽病院行きに変更する事にした。
その前に少し早めに出て、鴨池に寄る事にする。
雪景色を眺めたいと思い立ったのです。
まだ早かったのに、既に雪の上に足跡が・・・
ワンちゃん達の散歩コースでもあるので仕方ないか。(笑
40分程眺めていたら、足先が冷たく成り引き上げる事にした。
しかし、十分雪景色を堪能した。
急いで久我山商店街を下り、自彊術のお教室に寄る。
お会いしたいと思っていたCさんが、もう見えていたので、
分けを話しお休みする事を伝える。
そしてお借りしていたご本をお返しする。
Cさんも読書がお好きで、読んだ本を私達に回して下さる。
ご本の感想等を話して、お別れする。
病院に行くと、先生が「こんな寒い日に良くいらっしたわね!」と
診察室のドアを開けて迎えてくれた。
「せんせーい!薬が無くなっちゃったんです。
金曜日が祝日と言うのを忘れてー」と叫びながら診察室に入ると
大笑いされてしまった。
病気の方は問題は無く、病気の将来性の事等話して下さり、
採血を受けて失礼する。
買い物を済ませて帰宅したら、丁度お昼の時間だった。
何だかとても疲れた。
寒さの中立っていたり、往復40分を歩いただけなのに、
寒さにエネルギーを吸い取られた様な気持ちに成った。
「わたしが 旅から 学んだこと」兼高かおる・著 読了
この本は、本文中に書きました、Cさんからお借りした本です。
兼高かおるさんを若い方は、ご存じないかもしれませんが、
日本で初めて旅行番組を作り、テレビにご自身も出演した方です。
31歳から62歳迄世界を巡り150の国を訪問し、
移動距離は地球180周分と言う途方も無い数字を残されたのです。
現在83才です。(びっくりです!
私も子供の頃「兼高かおる世界の旅」を、楽しみに見ていました。
聞き役の芥川隆行さんとの絶妙なおしゃべりが、今でも浮かんで来ます。
まだ子供だったので、この方の本当の上等さに気が付きませんでしたが、
今回この本に出会い、すごい方だったのだと再認識致しました。
番組は全てカメラマン、アシスタントとご本人の3人で作られ、
取材、プロジューサー兼ディレクター、ナレーターと1人で何役もこなし、
1年の半分を海外で過ごすと言う生活を31年間続けられたのです。
(人生3分割。)
最初の3分の1は、あとで世の中の役に立つ様な事を学ぶ。
次の3分の1は、世のため人の為に尽くす。
残りが自分で好きなように使う。
そして現在は、最後の3分の1に爪先を入れた程度だと仰っています。
83歳の現在、物忘れや舌の滑らかさを、失わない様に努力されている。
この方のモットーの1つ
「成せば成る。成さぬは人の成さぬ成りけり」だったかな?(笑
を掲げて人生を全う為さる事でしょう。
実は私達もこの言葉や
「実る程頭を下げる稲穂かな」を、言わされました。
今でも良く思い出します。
(2/10 10.503歩 2/11 4.445歩)
by magic-days
| 2011-02-12 20:15