「東京日記」ー内田百閒

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今この時期に内田百閒の本を読む事に成った事は、
これは偶然だろうか?
もしこの本が昔「ノラや」を読んだ後直ぐに読んでいたら、
今程は理解出来なかったと思う。
(ヒヨドリ)
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それでも、今理解出来たと思うのも、ほんのウワズミを
掬った様な物だけど・・・・
それでも、面白く読めたのは、その前に村上春樹の本を
何冊か読んだ後の今だからと思う。
内田百閒の「東京日記」は、俗な言い方をすれば、
怪奇小説みたいな物だが、断然違うのは景色や人間の心情の
表現が素晴らしい事だと思います。
(ツグミ)
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正しく文学とそうでない物の開きです。
突然の日の暮、雨から雷の光や音、それに依って生じる
家の中の暗闇の動き。
その描写の正確さと、その生々しさは何とも言いがたいです。
(タラヨウ)
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この本は7つの短編小説から成り、大体年代順に並べてあります。
最初のが「白猫」で昭和6年。最後が「サラサーテの盤」で昭和23年。
[白猫」は、本当に何と言ったら良いのでしょう。
気味が悪く、読みながら時々辺りを見回して、
部屋中に何か変化が無いか、確かめたくらいです。
(ハクセキレイ)
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終わりから3番目の「東京日記」は、日比谷や九段下など、
私も行った事がある地名が出て来て、
あの場所でそんな事が起こったら面白いだろうとか思い
楽しみながら読みました。
(キセキレイ)
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そしてこの頃からの話は、何となく理解出来たのです。
例えば、横を走ってる自動車が動いているのに
運転手が乗っていない。(笑
強風で砂塵が舞う自動車道を、オオカミの群が走り去って行く。(笑
酔って寝ていると、女が2人目玉を舐めて、美味しそうだとふざけるのが、
真に迫って来て恐く成る。
(キダチアロエ)
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物事を深く観察して眺めていると、段々妄想が広がって来る。
多分村上春樹さんも、そう言う人だと思うのですが、
これこそ小説の醍醐味だと思います。
と、これは生意気ですね。(笑
(ヒヨドリ)
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最後の「サラサーテの盤」は、気味が悪いのは変わらないのですが、
何処か、悲しみを誘う様な優しさが流れていると思ったのは、
私の独りよがりでしょうか・・・・
(スズカケの実)
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さて、昨日自彊術に行く道すがら、空をダイサギが寺町方面から
井の頭の方に飛んでいるのを見かけました。
諦めずに今日も来ていたのですね。
自彊術は3人お休みでした。
ご病気でなければ良いのですが・・・
(アオサギ)
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帰りに高源院に遠回りして寄りましたら、アオサギが居ました。
池の真ん中の倒木に停まっていました。
段々この池の主の貫禄が出て来た様な・・・・(笑
ただ、カルガモの繁殖期迄には、何処かに行って欲しいのですが、
こちらの身勝手な考えでしょうか?



(1/28 9.955歩  1/29 13.556歩)
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by magic-days | 2011-01-30 20:02
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