「アヒルと鴨のコインロッカー」

(ヤバネススキ)
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先日伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」を読んで、
もう1冊読んでみたくなり、それならば映画にも成った
アヒルと鴨のコインロッカー」だろうと思った。

しかし、一寸当てが外れてしまった。
私の好みではなかった。
読み終わった後残るのは、感動でも感激でもなく、
只空しかった。
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現在と2年前の物語が、1章毎に進んで行く。
登場人物は重複してる人も居るし、
現在では現れない人も居る。

各々語り手が居て、現在は椎名(男)と言う大学生。
2年前の語り手は、琴美(女)ペットショップの店員。
共通点は、同じアパートに住んでいた。
椎名が引っ越して来たときは、琴美は住んでいなかった。
(百舌)
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過去と現在に現れるのは、椎名の隣の部屋の河崎?(男)。
(この?マークには意味が有ります)
以前琴美と同居していたブータンから留学して来ているドルジ。
そしてペットショップの店長麗子。

この5人が主要な登場人物。
琴美はペット殺しの3人組を追っていた。
ペット殺しは、ペットで飽き足らず人間をターゲットにしようとする。
最初に狙われたのが琴美。
(萩)
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河崎は、付き合ってる女性からエイズに感染し、知らない内に
他の女性に移してしまったと言う罪悪感と、自身が抱えている
ウイルスに失望している。

読んでいて、なんて無鉄砲でせっかちで、自分の命を大切にしないのだろうと
悲しさだけが、増幅して行く。

ブータンから来たドルジだけが、何時も達観して飄々と
泳ぐ様に生きている。
しかし、彼は河崎から日本語の個人教授をしてもらい、
日本人と間違う様に喋れる様になる。
それが、間違いのもとなのだけど・・・・
(白萩)
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映画を見られた方や、既に読まれた方はお分かりだと思うけど、
でもやっぱり、筋は最後迄書かない事にします。

ただ、何故2年前から現在迄時を追って、話を進めて行かなかったか、
ややこしく、現在と2年前を行ったり来たりさせたか、
それが謎解きのキーポイントでしょうか?
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作者は因果応報とか輪廻と言う事を、登場人物に頻繁に言わせている。
そしてブータンに対する憧憬が見え隠れする。

ボブ・ディランの歌が、随所に現れるが、本からはこの歌を
知らない人には伝わらない。(私は、知らないから問題にならない)

似ているけど違うと言う事を、言うために
鴨とアヒルが登場している。
コインロッカーは、神様を閉じ込めた場所。(笑
その中で、ボブ・ディランが何時迄も歌い続けている・・・・

若い人の本は、不思議で不可解な事がいっぱい。
もう、付いて行けないかな?(苦笑
次は,頭を静めるために年相応の本を!


(10/9 9.463歩  10/10 4.993歩  10/11 13.839歩)
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by magic-days | 2010-10-12 20:18
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