12月29日
クリスマスが終わると、
街は一気に、大晦日に向かって加速する。
あれもこれも片付かない中で、イライラと気持だけが焦る。
それでも29日となると
「やれるだけやれば、良いじゃないの!」
と開き直ってしまう。
すると不思議と、周りが見えて来て、
「こんな物よ!何とか新しい年を迎える体制に成ってない?」と
思い込んでしまう。(笑
夕方台所に立っていると、
寺町のお店に頼んでおいた野菜を持って来てくれた。
暮れの野菜の配達は、息子さんがしてくれる。
息子さんは、大きな会社のお勤め人だが、
この時期だけは、実家の手伝いに駆けつける。
去年はお嬢さんを連れて見えたが、
今年は妹さんと一緒だった。
何時もは、ご夫婦でけでやってあるが、忙しい時期になると
お子さん達が、実家に戻って手伝っている。
何だかとても、見ていて気持がいい。
愛情かけて、育てられたのだろうと察せられる。
散歩の時何時も寄って、奥さんと他愛無いおしゃべりをして、
仏様のお花を買い、足りない野菜を買うのが日課に成っている。
夕飯が済んで、娘と2人言い交わした訳でないが、
リビングで年賀状を書き出す。
やっとそんな余裕が出来た。
ぽつんぽつんと、この何年かの話をして、
「今年は、良い年だったね・・・・」と言って、
顔を見やって笑った。
テレビで、さっき「坂の上の雲」の予告編をやっていた。
何と!放映は平成22年12月!
丸々1年先の事である。
その時、2人で笑い乍ら「来年の今頃は、もっと良くなってるかな?」
「それとも、今と同じで2人で年賀状書いてるかな?」と想像して、
又可笑しくて笑った。
私にとっては、又来年もこうやって年賀状を2人で書いていたら、
それはそれで、幸せである。
しかし、娘には違う事をやっていて欲しい。
自分のやりたい事が、見えて来たのだから、
それに向かって、後ろを振り返らず進んで欲しい。
(貴女は、まだ若いのだから・・・・)と
心の中で、つぶやいた。
私は、何を焦っていたのだろう?
こんなに、居心地の良い椅子が此処に在るのに・・・
by magic-days
| 2009-12-29 23:32