夏のおわり、秋のはじまり。
今朝は、目覚めた時から秋の気配を感じた。
リビングのガラス戸を少し開けたままだから、
寝室迄気持ちのよい風が流れて来る。
「今日は散歩に行こう!」と言って飛び起きると、
azuが早速寄って来た。
朝食を手早く済ませて出かける。
思った通り、散歩道は秋の一寸潤いのある滑らかな風が吹いていた。
寺町通りに曲がると、入荷した花を束ねてるお店のご主人の姿があった。
「おはよう!」と声をかけると、
「おー、吾亦紅の良いのが入ってるよ。」と見せてくれた。
そうか、もう吾亦紅の季節なんだよね。
私はこの花が大好きで、毎年取っておいてもらう。
この花を抱きしめると、娘の頃の純な気持ちが、
甦って来る様な気がする。高原の綺麗な空気と共に・・・
サルスベリの花も花びらをこぼし始めていた。
睡蓮の葉の上に、優しい薄紅色を満たした筆から、
滴り落とした様で美しい。
誰もいないシンとした弁天池は、私にだけ何か語りかけている様だった。
午後から、ベランダのトマトやバジルの後始末をする。
今年はトマトもバジルも良く戴いた。
トマトはまだ幾つか実が付いていたが、もう盛りは終わったと思う。
茄子は、秋茄子が幾つか付いているので、
もう少し置いておこう。
実の付いた枝は、花瓶に活けて、暫く部屋に置く事にした。
ベランダを掃いてゴミを集めていると、
雷とともに、ぽつんぽつんと大きな雨粒が落ちて来た。
急いでnaoを呼び入れる。
しかし雨は、大した事なさそうです。
一休みしながら、雨を眺める。
この雨で、一寸涼しく成るだろう。
こうやって、秋が少しづつ深まって行くんだね。
by magic-days
| 2009-08-24 20:49