母の愛を受け継いで・・・
5月2日
今日久しぶりで高源院に出かけたら、何とカルガモのヒナが11匹
迎えてくれた。
何と思いがけない出迎えでしょう。
去年より2週間程早い孵化です。
2枚目の写真は、去年の5/26日頃のしゃしんです。
14匹のヒナが、この1羽だけ残り、
成長しました。
そして私の観察に間違いなければ、
このヒナが、1枚目の写真の親鳥です。
この子は、欄干にこうやって羽を休めていました。
この日は親子とこの子だけしか池に居ませんでした。
この子がお父さんがどうかは、分かりません。
この親鳥は、ずっとマルガモ(カルガモとマガモの合の子)と
行動を共にしていたのです。
カルガモは子育ては、雌だけでするそうです。
小鳥にもそう言うのが居ます。
雛が産まれると、他の雌を探しに行き産卵させる。
そうやって、種族を産卵期に少しでも多く増やすのでしょう。
しかし感慨無量です。
あのヒナが、お母さんになったのです。
私は顔の色のコントラストがはっきりしているので、
男の子だと思っていたから、
お母さんがした子育ての苦労をしなくて済むと
思っていたのですが・・・・
この子は、13羽の兄弟がどのようにして、
居なくなったかは、もう覚えてないかも知れない。
でも自分を身を楯にして、守ってくれた母の愛は
心に本能として残っているでしょう。
この子のお母さんは、多分もうこの世界に存在していません。
1羽成鳥が亡くなった時、側で何時迄も啼いている
カルガモがいたそうです。
多分、この子だったんだと思います。
その時、気まぐれさんが「この子がこの池を継いで行くと思いますよ。」と
慰めてくれました。
本当にその通りになりました。
1羽でも多く育って欲しいです。
以前より私も、現実の鳥の世界を分かっています。
でもそれでも敢えて、1羽でも多く!と
祈りたい気持ちです。
この子の去年の成長の記録は、リンクを貼っています。
高源院の鴨日記をご覧下さい。
拙い文と写真ですが・・・・
5月4日
今朝行ってみると、元気な声が聞こえてホッとしたが、
ヒナの数を数えると9羽になっていた。
隣で見ていたご夫婦が「昨日は10羽居たのに・・・」と
仰っていたから、1日1羽食べられてる事に成る。
「誰に?」
勿論この人でしょう?
分かっていても、この中之島の下の空洞が
卵を温めるのに、都合がいいのだろう。
ベストではないが、
カラスからは、狙われない。
蛇は避ける事が出来ないのだろう?
こういう気持ちに慣れたくないが、
私も少し見えて来た。
自然界の巡回は、私には分からないが、
色んな事が巡り巡って、成り立っているのだろう。
「餌をやらないで下さい。」と言う意味も
本当にこの1年で分かりました。
カルガモは、冬はともかくも、
その他の季節は、ここはコウホネや睡蓮の新芽や根、
岸辺の草を食べる事で、大丈夫なのだ。
餌をやれば、近隣のカルガモが集まるし、
カラスも沢山集まって来る。
私は、なんて馬鹿な事をして来たのだろう?
井の頭観察会に行く様に成って、
本当に学んだ。
Oさんに最初お会いした時に、
「私は近くの池の鴨に餌をやってますけど・・・」
と言ったら、
「暫く観察会にいらしてたら分かりますよ。」と
仰った。本当にそうだった。
人の言う事は聞く物である。
気まぐれさんは、又ヒナが居なくなる度に、
私が嘆くと心配して、「仕方の無い事ですから・・・」と
先手を打って忠告して下さった。
有り難い。
5月7日
少し小やみになっていたので、鴨池に行ってみる。
昨日は、時間帯が悪くヒナには会えなかったから、
気になっていた。
お1人御堂に立って池を見てらっしゃるし、
「ぴーぴー」とヒナの鳴き声が聞こえるから、
無事だったのだと安心した。
しかし、無事だったのは2羽だけだった。
最近はカラスも余り来てなかったから、
やはり、ヘビだろうか?
去年はヒナを最初に確認したのは、5/19日で2羽に
なったのは5/22日だった。
今年は5/1確認の5/7に2羽である。
何と短い命だろう。
カルガモは、確かに色んな意味で弱いのだろう。
あの小さなカイツブリでさえ、ヘビに向かって威嚇して
追い払うと言う。(何時も成功するとは限らないだろうが)
十幾つも卵を産む理由は、1つには育つ確率が低いと言う事も
あるかも知れない。
自然界は、時々驚く様な計算がされているときがある。
それは、鳥に限らず虫や野草の世界でも・・・
残ったヒナの運命は分からない。
何時もヘビにヒナを捕られるにも関わらず、
同じ所に巣を作るこのカルガモの習性も不思議である。
先日井の頭で会った、鳥マニアのおじさんは、
「カルガモは馬鹿だから・・・」と言って笑っていた。
私は、この何処かおっとりしたカルガモが好きだ。
’09鴨日記Ⅱ(高源院)につづく
今日久しぶりで高源院に出かけたら、何とカルガモのヒナが11匹
迎えてくれた。
何と思いがけない出迎えでしょう。
去年より2週間程早い孵化です。
2枚目の写真は、去年の5/26日頃のしゃしんです。
14匹のヒナが、この1羽だけ残り、
成長しました。
そして私の観察に間違いなければ、
このヒナが、1枚目の写真の親鳥です。
この子は、欄干にこうやって羽を休めていました。
この日は親子とこの子だけしか池に居ませんでした。
この子がお父さんがどうかは、分かりません。
この親鳥は、ずっとマルガモ(カルガモとマガモの合の子)と
行動を共にしていたのです。
カルガモは子育ては、雌だけでするそうです。
小鳥にもそう言うのが居ます。
雛が産まれると、他の雌を探しに行き産卵させる。
そうやって、種族を産卵期に少しでも多く増やすのでしょう。
しかし感慨無量です。
あのヒナが、お母さんになったのです。
私は顔の色のコントラストがはっきりしているので、
男の子だと思っていたから、
お母さんがした子育ての苦労をしなくて済むと
思っていたのですが・・・・
この子は、13羽の兄弟がどのようにして、
居なくなったかは、もう覚えてないかも知れない。
でも自分を身を楯にして、守ってくれた母の愛は
心に本能として残っているでしょう。
この子のお母さんは、多分もうこの世界に存在していません。
1羽成鳥が亡くなった時、側で何時迄も啼いている
カルガモがいたそうです。
多分、この子だったんだと思います。
その時、気まぐれさんが「この子がこの池を継いで行くと思いますよ。」と
慰めてくれました。
本当にその通りになりました。
1羽でも多く育って欲しいです。
以前より私も、現実の鳥の世界を分かっています。
でもそれでも敢えて、1羽でも多く!と
祈りたい気持ちです。
この子の去年の成長の記録は、リンクを貼っています。
高源院の鴨日記をご覧下さい。
拙い文と写真ですが・・・・
5月4日
今朝行ってみると、元気な声が聞こえてホッとしたが、
ヒナの数を数えると9羽になっていた。
隣で見ていたご夫婦が「昨日は10羽居たのに・・・」と
仰っていたから、1日1羽食べられてる事に成る。
「誰に?」
勿論この人でしょう?
分かっていても、この中之島の下の空洞が
卵を温めるのに、都合がいいのだろう。
ベストではないが、
カラスからは、狙われない。
蛇は避ける事が出来ないのだろう?
こういう気持ちに慣れたくないが、
私も少し見えて来た。
自然界の巡回は、私には分からないが、
色んな事が巡り巡って、成り立っているのだろう。
「餌をやらないで下さい。」と言う意味も
本当にこの1年で分かりました。
カルガモは、冬はともかくも、
その他の季節は、ここはコウホネや睡蓮の新芽や根、
岸辺の草を食べる事で、大丈夫なのだ。
餌をやれば、近隣のカルガモが集まるし、
カラスも沢山集まって来る。
私は、なんて馬鹿な事をして来たのだろう?
井の頭観察会に行く様に成って、
本当に学んだ。
Oさんに最初お会いした時に、
「私は近くの池の鴨に餌をやってますけど・・・」
と言ったら、
「暫く観察会にいらしてたら分かりますよ。」と
仰った。本当にそうだった。
人の言う事は聞く物である。
気まぐれさんは、又ヒナが居なくなる度に、
私が嘆くと心配して、「仕方の無い事ですから・・・」と
先手を打って忠告して下さった。
有り難い。
5月7日
少し小やみになっていたので、鴨池に行ってみる。
昨日は、時間帯が悪くヒナには会えなかったから、
気になっていた。
お1人御堂に立って池を見てらっしゃるし、
「ぴーぴー」とヒナの鳴き声が聞こえるから、
無事だったのだと安心した。
しかし、無事だったのは2羽だけだった。
最近はカラスも余り来てなかったから、
やはり、ヘビだろうか?
去年はヒナを最初に確認したのは、5/19日で2羽に
なったのは5/22日だった。
今年は5/1確認の5/7に2羽である。
何と短い命だろう。
カルガモは、確かに色んな意味で弱いのだろう。
あの小さなカイツブリでさえ、ヘビに向かって威嚇して
追い払うと言う。(何時も成功するとは限らないだろうが)
十幾つも卵を産む理由は、1つには育つ確率が低いと言う事も
あるかも知れない。
自然界は、時々驚く様な計算がされているときがある。
それは、鳥に限らず虫や野草の世界でも・・・
残ったヒナの運命は分からない。
何時もヘビにヒナを捕られるにも関わらず、
同じ所に巣を作るこのカルガモの習性も不思議である。
先日井の頭で会った、鳥マニアのおじさんは、
「カルガモは馬鹿だから・・・」と言って笑っていた。
私は、この何処かおっとりしたカルガモが好きだ。
’09鴨日記Ⅱ(高源院)につづく
by magic-days
| 2009-05-03 08:48